行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

狐の孫(キツネノマゴ)

2008-10-02 22:28:50 | Weblog
狐の孫(キツネノマゴ)

写真は9月の初旬のもの.
月一度通院している病院前の道端に咲いていたキツネノマゴである.
マクロレンズでの撮影だが,小雨で条件が厳しく,手ぶれしている.

今日は10月の通院日.
この秋一番といえる秋晴れのさわやかな日であった.
多分,今日は手ぶれせず撮れるだろうと思い道端に出向いたが,
この間に,草刈りがされたようで,キツネノマゴは影も形もない.
不本意だが,9月4日に撮った写真を載せる.

キツネノマゴはキツネノマゴ科キツネノマゴ属の
本州以南各地に分布する一年生草本.
8~10月に茎の先端から穂状花序を出す.花序には花が密につく.
密についた花はいっぺんには咲かず,一つ二つと順番に咲き,散っていく.
常時2~3個の花が咲いている.
花の一つの大きさは5~6mmであっただろうか.
写真で拡大してみると可憐な花である.
花が小さく,いっぺんに咲かないこともあり,
目立たない,あまり注目もされない.

しかし,キツネノマゴ科の植物は園芸用も含め世界中にたくさんある.
植物図鑑などの分類の項でキツネノマゴという名をよく見る.
そんなたくさんの植物の代表として名があるという意味では,
注目されている植物である.

名前の由来は穂状の花序がキツネ尻尾に似ていることから「狐」,
その大きさが小さいことから「孫」,
狐の孫(キツネノマゴ)になったと書かれている本がある.
その他の説もいろいろあるようである.
若葉はゆでておひたしとして食用にもできる.
また,煎じて風邪薬に,浸出液を腰痛薬や目薬として,昔は用いられていた.
その名残りで,長崎地方ではメグスリバナとばれている.

 月一度薬もらいし秋になり
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