行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

赤と青の紫蘇花

2008-10-04 22:24:29 | Weblog
赤紫蘇の花

  青紫蘇の花

中国の後漢時代の話.
蟹の食べ過ぎで死にかけていた若者に,医者が煎じた紫の薬を飲ませたところ,
若者はたちまち元気になり,一命を取り留めた.
「紫」の「蘇る」草だというので,この草を紫蘇と名付けた.

紫蘇はシソ科シソ属の植物で,
もともとは薬草として使用されていたようであるが,
現在は紫蘇の葉が野菜,和風ハーブとして薬味などに広く利用されている.
香りがよく,ミネラル,ビタミンも豊富である.
命名の逸話から想像できるように,本来の種は葉が紫の赤紫蘇であり,
現在多く利用されている葉が緑の青紫蘇はその改良種となる.
そのまま食べるあるいは薬味として利用されるのは青紫蘇,
赤紫蘇は梅干し,柴漬け,ゆかりふりかけなどの加工品の色,
風味付けに使われる.
紫蘇の実も佃煮などの加工品,紫蘇油の原料となる.

写真は総状花穂に小花が連なる赤紫蘇と青紫蘇のそれぞれの花(9月初中旬).
赤紫蘇の花はうすいピンクであり,青紫蘇の花が白いのがおもしろい.

秋の日は釣瓶落としといわれる.
彼岸を過ぎてからは特に暮れるのが早くなった.
4,5日前のこと,雨が上がった夕刻,久しぶりに晴れ間が覗き,
雲が夕焼けに紅く染まっていた.
しかし,それもつかの間であり,見る間に日が暮れてしまった.
代わりに一番星が輝いていた.

 焼け雲のみるみる暮れて星一つ

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