行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

6月初旬のタテハチョウ

2023-08-12 20:00:20 | 昆虫
5月下旬~6月初旬の散歩道に写した蝶を集めて見ました。
どれも普通種ですが、タテハチョウ科の蝶たちです。


6月になって山地を散歩、
草陰にヒカゲチョウがいました。
体色の表現は難しいのですが、図鑑の表記どおり黄土色とします。
ナミヒカゲとも呼ばれます。


5月下旬の林縁の草原にクロヒカゲを写していました。
翅模様、色合いともにヒカゲチョウによく似ています。
クロヒカゲはナミヒカゲと比べると、
後翅裏面の中央を走る帯が大きく湾曲します。
図鑑には、体色はナミヒカゲより濃色、オスは黒褐色でメスは茶褐色と表記されています。
この個体はメスです。


地味な褐色の翅表、多分、クロヒカゲと思われます。
ヒカゲチョウとクロヒカゲ、地味な褐色の翅表もよく似ているのです
そして両者ともなかなか翅を広げません。


5月下旬、草原にテングチョウ(天狗蝶)を見つけました。
頭部の下唇髭(パルピ)が天狗の鼻のように長いことが名の由来です。


翅表面は茶褐色で橙色の紋が見られます。
テングチョウは成虫で越冬する蝶、
6月頃発生し、盛夏は休眠、秋に再び活動し、そのまま越冬します。


6月初旬の谷戸の草原にて。
ハルジオンの終わりの花にキタテハが何匹か吸蜜していました。
キタテハも成虫で越冬する蝶、年何回かの発生があります。


まだ6月初旬ですが、どれも夏型です。
夏に発生する夏型はくすんだ黄色で縁取りや斑点が黒っぽく、
秋に発生する秋型は黄色の部分が鮮やかな山吹色で、
褐色の縁取りが薄く、黒い斑点も小さくなります。
秋型が越冬するので、春に見られるものも秋型と同じ体色です。
コメント
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