行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ビヨウヤナギとキンシバイ

2023-08-24 20:00:58 | 花,植物
今年も公園や住宅の植え込みに
ビヨウヤナギとキンシバイが咲き始めていました(6/8)。


ビヨウヤナギ(美容柳)、
オトギリソウ科オトギリソウ属の半落葉低木です。
枝先がやや垂れ下がり葉がヤナギに似るのでビヨウヤナギの名があるそうです。


ビヨウヤナギは中国原産の植物、
日本へは江戸時代に渡来し、
古くから庭木や公園樹としてよく植えられ、生け花の材料としても使われます。


花期は6~7月、
直径5 cm程度の鮮やかな黄色の5弁花を枝先に咲かせます。
花弁より長く、直線的に伸びた多数の雄蕊が特徴、40~50本あるように見えます。
雌蕊は1本で雄蕊より少し長く、先端が5裂しています。


バス通りの歩道の植え込みにキンシバイ(金糸梅)も咲いていました。
ビヨウヤナギと同様、
オトギリソウ科オトギリソウ属の半落葉低木で、
黄色の鮮やかな花を咲かせます。


キンシバイも中国原産、
和名は中国名の「金糸梅」に由来し、
5枚の花弁を梅に、長い雄蕊を金の糸に喩えています。


花期はやはり6~7月、
当年枝に花径が3cmほどと、ビヨウヤナギより小型の鮮黄色の花をつけます。
雄蕊は花弁より短く、
その数は約300本と多く、60本ほどが1束となり、5束見られます。


最後に大輪キンシバイ。
名のように花径が6、7cmとキンシバイより大輪の花をつけます。
雌蕊が太く、雄蕊の数がやや少ないなどキンシバイとは花の様子が異なって見えます。
ヒペリカム・ヒドコードとも呼ばれます。
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