行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

キツリフネとキバナアキギリ

2017-10-07 20:20:28 | 花,植物
昨日のツリフネソウに続いて、
同じツリフネソウ科キツリフネ、
そして、そのすぐ横に見つけたシソ科キバナアキギリ、
9月下旬の長池公園の湿地に写した黄色の花を2種掲載します。


ツリフネソウ科キツリフネ。
低地から山地の林内や林縁など、
湿った半日陰地に生育する一年草、
ツリフネソウによく似た形の黄色の花が咲きます。


袋状ガクの基部にある距がツリフネソウは渦巻いていますが
キツリフネは鉤状で渦巻きにはなりません。
また、側面花弁もやや大きく見えます。


花はツリフネソウより早く咲き始め、
早く咲いた花の果実が見られます。
果実は緑色で熟し、
熟した果実にさわるとホウセンカのように種子がはじけます。


シソ科キバナアキギリ、サルビアの仲間です。
低い山地の木陰などに生える多年草、
茎の先から花穂を出し、黄色の唇形の花を段状につけます。
花期は初秋、8〜10月。


花弁の先に長く伸びた紫色の糸状組織は雌蕊、
よく見ると先端は2つに分かれています。
雄蕊は花弁の中にあり、
訪れた虫の背中に花粉をつける仕組みになっているそうです。


そのキバナアキギリにトラマルハナバチが
キツリフネからやってきて吸蜜をしていました。
長い口器を持つハナバチ、
ツリフネソウには重要な送粉昆虫ですが、
キバナアキギリの受粉にはあまり役に立たないように見えます。
コメント
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