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中国首脳はオバマ大統領に素直に答えるか

2013-06-10 04:55:42 | 日記

「オバマ大統領は習主席に対し、日本との緊張を緩和し、外交的に話し合うことを求めた。」と報じられている。しかし、中国は尖閣諸島を核心的利益、と言っているので、とてもじゃないが中国首脳が素直に答えるはずはない、と考えるのが順当である。今では、尖閣諸島どころではなく、沖縄諸島まで中国のものだと主張しているではないか。オバマ大統領は完全に錯覚を起こしている。話し合いで済む段階を超ええいるのである。中国は軍事力をもってしても沖縄諸島を欲しがっている。

今の中国は話し合いをする、ということを全く考えていない。むしろ、日本が尖閣諸島と沖縄諸島を放棄しろ、と言っているのである。こんな中国の主張を単に話し合いで解決することなど絶対にできないであろう。オバマ大統領は、中国がハワイ諸島を中国の領土だ、と主張したら話し合いで解決できると思うか。中国にはどうしても欲しいという強い願望が働いている。その願望は他の物に変えがたい。それが尖閣諸島であり、沖縄諸島なのっである。中国が他の物に変えるとしたら、日本はいったい何を差し出さなければならないのか。少なくとも日本は何も理由がないのに中国へ差し出すものなっど何もないはずだ。

アメリカは、中国によるサイバーテロによって約30兆円の損害を生じているという。アメリカでも中国に対しては財界から強い制裁を課すべきだ、との意見が続出しているというではないか。オバマ大統領は、財界からも強い要望が出されているので、果たして中国首脳に強い態度で臨むことができるのか。もし、何もできなければ今後のアメリカ議会では大統領に協力をしなくなる可能性も出てきそうだ。議会と大統領府との関係がうまく機能しなければ、大統領は窮地に立たされることになる。

中国がアメリカにとって貿易を続けたい、アメリカも同じ立場にある、ということはアメリカも強気に出られない、という関係なのである。アメリカやユーロ諸国は、中国に貿易面で質に取られているのである。中国に弱みに付け込まれているアメリカにとって、どのような対応をするのか。日本が中国と対峙している関係は、中国にとっても痛し痒しなのである。中国が発展したのは日本との貿易も大きな影響を与えている。このまま日本が中国から資本を引き上げ、貿易も先細りになれば、中国にとっても痛手は大きいはず。尖閣諸島問題は、中国が何もしないでこのまま引き下がることがなければ、日本との関係改善はできないだろう。中国の痛手は益々広がることになる。日本の痛手より遥かに大きいはずだ。

オバマ大統領の弱気の発言が、果たして今後の中国関係を改善に導くであろうか。大体、アメリカ国内の財界が黙っていないであろう。大統領は、そのことを本当に理解しているのだろうか。アメリカ国民を裏切ることをしたら、最悪の事態になるかもしれない。今の中国は銃器を日本に突きつけて中国がほしいものを差し出せ、と言っているのである。これって話し合いが成立するのだろうか。

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