中国は安全保障理事会の決議を無視

「大量破壊兵器に関連する物資や技術を北朝鮮に輸出することを禁じた安保理の制裁決議に違反」した中国。やっぱり中国にとって北朝鮮は兄弟国だ、ということがはっきりした。国連決議など、中国にとってはあってもなくても、どうでもよかった。規則を守らない、約束を守らない常任理事国なのである。こんな国がなぜ常任理事国になっているのか。国連も甘く見られている。このまま行くと国連も中国の思うままに操られていくだろう。何しろ世界で一番国土が広くて、人口が一番多いのだから、国連を操ることくらい簡単である。経済大国になったというが、中国の発表する統計は捏造されたものだから、本当のところ真実はどうなのかわからない。

中国が国連決議を無視する、ということは、もし尖閣諸島で日本と中国の間で衝突があった場合、中国の言い分が正当視され、日本の言い分は無視されるだろう。例え、中国が先に手を出したとしても日本が先に手を出した、と中国が嘘の報道をしたら、国連の決議では中国の報道が正しいと看做されるだろう。今の中国はどのような行動、発言も信用できない。例え、条約を結ぼうとそれは関係ない。中国にとっては自国が行うことが全て正当なのである。

国連決議をいとも簡単に無視する中国、こんな状況の中で国連が今後も決議をしても果たして正常に動くのだろうか。中国のように自国に都合いいように解釈をして勝手気ままなことをする。何か手立てはないのだろうか。大規模なヤクザと同じ構想をもっている中国、やはり周辺の大国、ロシア、アメリカ、インド、などが手を取り合って対応しなければならないのではないか。勿論、日本、台湾、フィリピン、ベトナム、カンボジアなど小国であっても共同で当たれば少しは力を発揮できるはずだ。中国を困らせるために遣るのではなく、約束を守らせるために遣るのである。

国際社会において、約束事、条約などは、守るのが当たり前のことなのだが、中国はこの当たり前の約束を守らない。国際社会だけでなく社会システムにおいて中国は約束を守る、ということが理解されていない。人間の最低限度の決まりごとを守れないようでは、一般の人間として扱うことはできない。教養が欠けている、という言葉では簡単に表せない。中華民族が全てこのような人間だとは思わないが、今の中国は、政府中枢が他国との約束事ができないのである。例え、一部であっても政府を担っていく人間が約束を守れないようでは、国全体が、人民全体がそのように見られても仕方がない。

少なくとも、中華民族の抱く夢、大中華帝国など人類にとって最悪の事態になることは確かだ。こんな民族が地球を支配したら、人類は滅亡の一途をたどる。果たして中国の野望を食い止めることができるか。