一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

放射能ゼロの社会など有り得ない

2011-12-08 11:51:00 | 日記
乳児用の食品からセシウムが含まれていることが解った。含まれてはいたが極少量で、基準を大幅に下回るものであった。マスコミは極めて大きく取り上げていたが、世の中に放射能が含まれていないものがあるのだろうか。地球上に生きている限り、自然界で浴びせられる放射能はたくさん存在する。それを一々取り上げてどうするのだろうか。
放射能だけではない。人間の体にとって紫外線や赤外線も同じことが言える。空から降ってくる紫外線などは人体に悪影響を及ぼす。しかし、放射能の元になる放射性物質や紫外線、赤外線は、人間にとって多く役に立っている。医療や工業などで大いに使われているのである。特に医療に於いては、放射線は色々な使われ方をしている。体内にある癌細胞を殺すために用いられていることは知られている。また、紫外線、赤外線が交互湯で多く使われているのも知っているはずである。
放射線についてはその益と害をよく見極めなければならない。悪い方にばかり目が行っていると、つい悪者扱いをしてしまうが、人間にとっては使い方で大いに役立っているのである。「放射能は悪い」という言葉を聴くと、何か放射能全体が悪者になってしまいそうだが、役に立っていることも忘れてはならない。また、世の中から放射能をなくすことが出来ない、ということも知っておく必要がある。自然界には、放射性物質がたくさんあり、それに人間が浴びせられているのである。そればかりではない。空からも放射線が降り注いでいるのである。人間だけでなく、生物は総て生まれてから死ぬまで放射線を浴び続けていることを忘れてはならない。
過剰な放射線を浴びれば当然害になる。有害なものを過度に浴びないためには普段から放射線のことを勉強しておく必要がある。だからといって過敏になる必要もない。放射能測定器を持ち歩いて生活するようでは困るのである。そこまでしないと気が済まない、という人はどんな考えで生活をしているのだろうか。
世の中から放射性物質がなくなることは絶対にないのである。マスコミは、放射性物質が食品から発見された、という報道をしているが、数値だけを発表して、何故基準値や、普段の状態で放射能がどのくらいあるか、ということを同時に発表しないのか。マスコミはセンセーショナルに発表するだけで、無責任な状態を作り上げている。国民を惑わせるような報道をしているのである。それでいて、福島原発の事故のときには正しい情報を報道していなかった。
国民も、マスコミの報道を総て正しいと思っているのが不思議だ。もう少し疑問の目で物を見ることも必要なのではないか。物事を前からだけでなく横から見たり斜めから見たり、後ろから見たり、あらゆる方向からものを見る、ということもしなければならない。真正面からだけ物を見ていては後ろに何があるか解らない、ということである。マスコミなどの情報も、見方を変えてみる習慣を付けなければならない、ということだ。
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