一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

孔子学院を甘く見たアメリカ

2019-06-21 09:10:48 | 日記
アメリカが孔子学院をどのように見ていたのだろうか。アメリカの大学や研究所に資金援助をする、ということで孔子学院を100ヶ所以上設立したことに対して何も疑問を抱かなかったのだろうか。中国が金を出す、と言ったらタダでやることなど考えられないことだ。必ず何らかの見返りがあるはずだ。今になって慌てて孔子学院からの資金援助を止めることにしたという。中国人留学生が、アメリカの大学で学び、研究所で様々な研究をし、企業で力を付け先端技術を取得した後、中国本土に帰国して起業をする。

当然、アメリカでこれからやろうとしていたことを先を越されてしまう。アメリカでは慌てて先端技術の知的所有権を取得しようとしても中国は先を読んで知的財産権を取得してしまうのだ。アメリカとしては自国が先端技術を発明発見をしても中国に先を越されてしまっているので手の打ちようがない。このような状況を作ったのは、アメリカ政府そのものなのである。アメリカの大学や研究機関には大量の中国人留学生が押し寄せ、多くの研究成果を上げ、それがすべて中国に持ち去られてしまう、という現実。

人間の知識なのだから、アメリカとしては中国になのも言えないのである。中国はタダ同然に先端技術をアメリカで研究し、それを研究者が中国へもって行くのだからどうしようもない。これを阻止するには、アメリカ政府がアメリカの大学や研究所に資金を提供しなければならないだろう。又、中国人留学生をある程度制限する必要もあるだろう。孔子学院のようなものをアメリカで活動するのを制限するしかないのではないか。中国政府は中国共産党が孔子学院を通して資金を提供し、先端技術をアメリカから持ち出すことを合法的にやることを考え出したのだ。

アメリカが今慌てだしているのは、多くの先端技術が既に中国へ渡ってしまい、アメリカとしてその技術を使おうとしても中国に先を越されていることだ。知的所有権が中国にあるのでアメリカが世界戦略を指導することは出来なくなってしまった。現在留学中の中国人研究者たちは、次の先端技術を既に取得しており、アメリカとしてどのような手を打っても既に手遅れになっている。人間の知識は故意に消去することはできない。中国人研究者の知識は中国本土では宝の山名なのだ。

現時点で、慌てて孔子学院を閉鎖するようにしているが、そんなことでは先端技術を海外へ持ち出せないようにするのは難しいだろう。現在留学中の中国人研究者の扱いをどうするつもりなのか。まさか、帰国させないつもりなのか。そんなことはできないだろう。数千人ではなく数万人に上る研究者である。そもそも中国から資金援助させることが間違っていたのではないか。アメリカの政府家計者が孔子学院を如何に甘く見ていたか、である。安易な気持ちで金を受け取ったことに対する影響は計り知れないものになっている。

このような状況から、中国がアメリカを先端技術で追い抜くのは時間の問題だ。アメリカが世界のトップでいられるのは3年先くらいかもしれない。5年先は中国の天下が待っていそうだ。中国に根幹技術を持ち去られた後、アメリカが中国を追い抜くのは簡単ではない。この先何年掛かるだろうか。
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