三浦海岸河津桜を散策後、異国情緒漂う横須賀へ移動し「ヨコスカ」をぶらりと歩いてみました。
横須賀と言えば基地の街として、「軍港」や「どぶ板通り」を連想するが、久しぶりに名スポットを巡ってみると人影も少なく 泥臭い雰囲気はありません・・・
どぶ板通りに埋め込まれている手形レリーフを探しながら歩を進めると、中程には基地らしい古いステッカーが張り巡らされているライブハウス「かぼちゃ屋」が目立つが、夜にはどんな雰囲気となるのでしょうか?
そのハウスに軒を連ねており、横文字並ぶ通りには不釣り合いに感じますが、「延命地蔵尊」が鎮座しており、案内板によると、「雨の日、風の日、そして昼も夜も、迷いに辻を往き通う人々を見守っている・・・」 地蔵だそうで幾多の地蔵が祀られています・・
どぶ板通りには、芸者風の女が何かを探すように舵を切っているデザインの旗がひらめいていたが、公募作品から選ばれたものだとか・・・
通りには、スカジャンやワッペン、海軍カレーなどのショップが並び、エキゾチックな雰囲気ですが、依然と比べると寂れてきたようで、シャッター通りに変貌しているように思うのは、私だけだろうか??
どぶ板通りを抜けてヨゼフ病院への坂道を登ると、「諏訪大神社」という由緒ある神社に出くわし、初めて急階段を登って参拝してみました。
キノコのような石灯籠は珍しい形ですが、明治初期の建造と記されていました。
案内によると、神社は1380年に信州諏訪神社から勧請したそうで、横須賀の総鎮守として氏子に長く慕われており、横須賀の風景百選ともなっていました。
神社のさらに上の小高い広場は、諏訪公園となっており、行ってみれば動物愛護の碑や軍艦の甲板などの碑がある程度で閑散とした公園でした。
米軍基地前に戻りヴェルニー公園へ回り、さくらの広場やバラ園を散策しながら対岸には潜水艦が5隻停泊しており、旧横須賀軍港を彷彿する眺めにしばし見入っていました。
ヴェルニー公園の先の自衛隊逸見岸壁には、護衛艦「きりしま」が着岸しており、尖閣諸島で話題になった護衛艦の勇壮な船体に見惚れていました。
公園内には、かっての旧軍港へ入り口だった逸見門が今も当時の面影を残しており、春には素敵なスケッチポイントとして画家の絵心をくすぐる場所ですね
過っての横須賀造船所を建設し、日本の近代工業化に先鞭をつけたヴェルニー技師の功績を残す記念館では、当時の現存する最大の3トンのスチームハンマーが保存されています
ここは、ヨコスカの街をぶら散策して、久しぶりの横須賀の歴史と文化を堪能しての横須賀ストーリーでしたが、「これっきり これっきり もうこれっきりですか・・・・・」と懐かしい歌声が聞こえるようでした。
横須賀は、日本一トンネルの多い街と聞くが、電車の軌道も道路も行くところトンネル・トンネルが続いていたが、またの機会にトンネル巡りをしたいと誘惑を感じて車中へ・・・
帰路のJR田浦駅のホームは電車の前も後ろもトンネルでした。