藤沢の雄として名高い湘南台高校吹奏楽部「White shooting Stars(WSS)」の第14回定期演奏会が、秋葉台体育館で開催されました。
今年は、全国マーチングバンド大会で、4年ぶりに2度目のグランプリ(文部大臣賞)を獲得しており、日本一のマーチング演奏会が見られると、会場には開場前から約400mの長蛇の列が出来ていました。
開場30分前に到着した時には、余りの大行列だったので収容人員3000人の会場に入れるのだろうかと、心配しながら開場を待つこと約30分、何とか最後列の立見席を確保することができたが、主催者も想定外の観客数を見て、2回公演も考慮したそうです。
W・S・Sは、これまでも大編成部門で5回連続で金賞を受賞しており、その中での最優秀賞「グランプリ」を獲得は2回目となり、名実ともに日本一のマーチング・バンドである。
前座の第1部では、地元の小学生で編成する湘南ドルフィンズ・バンドの演技で幕開けとなったが、将来のWSSを目指す演技が披露されました。
さらに、座間市の少女マーチング・バンドの演技も素晴らしいものでした。
第2部のWSSの演奏・演技では、ベートーベンの「運命」、「歓喜の歌」などの名曲から始まり観客は、その迫力に吸い込まれていた。
さらに、「BANANA」の演奏では、「バナナ・ボート・ソング」に始まり、「ブラジル」まで、聞き覚えのある懐かしい曲が、迫力ある演奏と180名の部員が一糸乱れぬ隊列での演技は、言いようのない名演技でした。
卒業セレモニーでは、卒業生全員が一人一人紹介されて、会場から熱い声援を受けていました。
特別席の卒業生保護者席からは、嵐のような拍手や声援が送られていました。
最後の演奏は、グランプリを受賞した作曲者Lisztに因んだテーマ「L」で、聞き覚えのある曲とリズムで迫力満点の演奏や勇壮な演技が披露され、会場を包む興奮度は最高潮になっていました。
最後には、アンコールの求める拍手が鳴りやまず、会場は興奮に包まれていました。
会場には、これまでの素晴らしい活躍を示す数々のトロフィーや優勝旗が披露されていたが、その戦績の陰にはどれほどの努力があった事でしょう・・・この伝統を新しい部員たちが引き継いで更なる活躍を期待して会場を後にした。