さて、今回の米国州名シリーズは、スペイン語に語源を持つ州名について見ていきます。カリフォルニア(California)、コロラド(Colorado)、フロリダ(Florida)、モンタナ(Montana)、ネバダ(Nevada)の5州です。
1492年にコロンブスがサンサルバドル島に到達して以来、スペインは中南米を中心とした植民地を築き上げていきました。米国では、フロリダ(1513年)、カリフォ . . . 本文を読む
地域の人たちがいくらかのお金を持ち寄って、「たまり場」を作りました。杉林の中の一画をお借りし、切った杉材や中古木材を使って、一軒家を作ってしまったのです。隣接する小さな社(やしろ)の名をとって「しゃこ水亭」と名付けられました。
少し広いバンガローという感じですが、一部2階建ての堂々たる建物です。水道はありませんが、発電機を備え付け、電気はふつうに使えます。食器棚やソファ、ベッドなどの家具はみんな . . . 本文を読む
以前、メディアリテラシー関係のNPOが主催するワークショップに参加したとき、「テレビの情報を読み解く」というワークをしたことがありました。私が参加した分散会では、「アニメを読み解く」というテーマで、子ども向けアニメの一部を見て、登場人物や物語の背景を探ったり、使われている音楽や効果音を検証したりという作業を通じて、アニメ番組にひそむ偏見や差別感を探ろうとするものでした。
ある場所で、この手法をパ . . . 本文を読む
インディアンの言葉に由来する27州のうち、「種族名」等からつけられたと思われるのは、アラバマ(Alabama)、アーカンソー(Arkansas)、イリノイ(Illinois)、アイオワ(Iowa)、カンザス(Kansas)、マサチューセッツ(Massachusetts)、ノース・ダコタ(North Dakota)、オハイオ(Ohio)、オクラホマ(Oklahoma)、テキサス(Texas)、ユタ( . . . 本文を読む
昨日、楽天イーグルスとオリックスバファローズによる分配ドラフトが行われ、両チームの所属選手がほぼ決まりました。
近鉄バファローズの選手の名前が、楽天とオリックスに別れ別れに掲載されているのを見て、改めて近鉄というチームがなくなることを実感しました。それにしても、これではどちらを応援していいのかわかりませんね。
ごくおおざっぱに言えば、若い選手はオリックスに残り、ベテランは楽天に行く、というイメ . . . 本文を読む
東北楽天ゴールデンイーグスのパ・リーグ参入が決定しました。
チーム名に「東北」とついているように、楽天イーグルスは、仙台・宮城球場を本拠地としながらも、東北各県で何試合かの主催ゲームを行うことを明言しています。そんな中、我が青森県でもぜひプロ野球公式戦を!というわけで、今のままじゃとてもプロ野球の試合ができない県営球場の改修をめぐり、いろいろな動きが見られます。
まず県内のアマチュア野球の各団 . . . 本文を読む
メジャーリーグのチームが来日しています。今年のワールドシリーズを制したのはボストン・レッドソックスでした。ボストンは、イギリス人がアメリカ大陸に植民して建設した町の中でももっとも古い町のうちの一つです(「ボストン」という都市名は、本国イギリスの都市名から名付けられました)。そのボストンの郊外、湾を望む丘のふもとにインディアンの村があり、“mass-adchues-et”と呼ばれていました。「大きな . . . 本文を読む
改正道路交通法がこの1日から施行され、運転中の携帯電話の使用に罰金が科されるようになりました。
ホームセンターに行くと、ハンズフリーで電話ができるグッズが大量に売られています。ところが、新聞報道によると、ハンズフリーでも運転中の電話は危険という実験結果が出ているようです。
警察庁HPの改正道路交通法Q&Aには、「自動車等の運転中に携帯電話等を手で持って通話のために使用したり、携帯電話等を手で持 . . . 本文を読む
世界の国や都市、地域の名前は、歴史と深い関係にあります。アトランダムに取り上げる様々な地名を通して、世界史をスキマから少しだけのぞいていきたいと思います。
というわけで、第1回は「バグダッド(Bagdad)」を取り上げます。
言うまでもなく、「イラク共和国」の首都であり、最近のニュースに登場する頻度のもっとも高い都市名のうちの一つです。
同時にこの町は、世界史上もっとも古い都市の一つでもあり . . . 本文を読む
この物語は、精神病院が舞台ではありますが、もう一つの物語が「首都国立博物館」を舞台として展開していきます。二つの物語は、いつまでも気を持たせることなく、意外と早めに交錯していきます。
もう一つの物語とは、ある学芸員が、かつて同じ「都博」に務めていた父親宛の古い手紙を見つけたことから、「都博」の歴史に隠された秘密を追うというものです。
「都博」が「東京国立博物館」をモデルにしていることは明らかです . . . 本文を読む
精神分析について、『症例A』からもう少し引用してみたいと思います。
榊医師は、臨床心理士の広瀬由起に連れられて、彼女の「師」である精神分析医の岐戸を訪ねる。そこで榊は思いもよらない光景を目にすることになるのですが、それは置いておくとして、岐戸は、「精神分析」について、こんなことを語ります。
「患者の言葉をそのまま真に受けたりせず、深層に隠れた真実をそこから汲み取るために分析家が解釈をほどこす、 . . . 本文を読む
私にとって、上野駅構内にある明正堂書店の店員による推薦本にはまずハズレがないと言えます。貫井徳郎の『慟哭』などはその典型。
先日、金沢からの帰りに久々に立ち寄ることができたので、平積みされた1冊の文庫本を迷わず買いました。多島斗志之の『症例A』という作品です。たぶん、オススメ本でなければレジまで持って行くことのないと思われる内容。なにしろ、「あらすじ」を読むと、精神病院を舞台としたいかにも重そう . . . 本文を読む
『じょうずに聴いてじょうずに話そう』(学文社、2001年)は、コミュニケーション・スキルやカウンセリング・マインドを実践的に学ぶことができる良いテキストですが、その中で、ホールという人の説として、コミュニケーションの質による二つの「文化」の違いが紹介されています。
言語メッセージに頼らなくても人々が深い人間関係で結ばれているような文化を「高コンテキスト文化」と呼び、逆に言語コードを駆使してメッセ . . . 本文を読む