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『症例A』(多島斗志之)その1

2004-11-02 | └多島斗志夫 『症例A』
私にとって、上野駅構内にある明正堂書店の店員による推薦本にはまずハズレがないと言えます。貫井徳郎の『慟哭』などはその典型。 先日、金沢からの帰りに久々に立ち寄ることができたので、平積みされた1冊の文庫本を迷わず買いました。多島斗志之の『症例A』という作品です。たぶん、オススメ本でなければレジまで持って行くことのないと思われる内容。なにしろ、「あらすじ」を読むと、精神病院を舞台としたいかにも重そう . . . 本文を読む