WBCワールドベースボールクラシック、2次リーグ予選で、米国と対戦した日本は、3-4でサヨナラ負けを喫しました。
「王激怒!」というセンセーショナルな見出しで報じられたのが、この試合で問題となったタッチアップの判定。3-3の同点で迎えた8回表、日本の攻撃。1死満塁の場面で、打者岩村(ヤクルト)は浅いレフトフライを打ち上げる。3塁走者西岡(ロッテ)がタッチアップしてホームに突っ込む。送球は大きくそれ、日本が1点を勝ち越し! 沸き立つ日本ベンチ。スコアボードに待望の「1」が入る。
ところが、タッチアップが捕球より早かったのではと米監督がアピール。一度は二塁塁審(その時三塁カバーに回っていた)がセーフの判定を下すのですが、執拗なアピールの末、球審がなんと今度は「アウト」のコール。
「王激怒」というのは、この後、当然のように王監督がとった猛抗議を指すのですが、一度覆った判定が二度覆ることはなく、せっかく点ったスコアボードの「1」は消されてしまいました。
試合後の王監督の記者会見。「一番近い審判のジャッジを、いくら抗議があったからといって、変えるなんて、長年野球をやっていますが、見たこともありませんし、我々には考えられない。特に野球がスタートした国であるアメリカでそういうことがあってはいけない、と私は思います。」
まったくその通りです。球審が「捕球より足がベースから離れる方が早かった」と思っていたのなら、また、「あのジャッジは球審の役目」だと思っていたのなら、なぜ最初のアピールの段階でアウトの宣告をしなかったのでしょう。
ビデオで見ると完全に誤審であることは明らかです。いつも思うのですが、野球に限らず、判定が難しいプレーの場合、なぜビデオを判定に取り入れないのかと思います。確かレスリングなどはビデオを使っていたような気もするのですが、せっかくの「文明の利器」を利用しないのはどうしてなのだろうと思います。
確かにスポーツの大原則は、「審判の判定が絶対である」ことです。生身の人間が判定を下すからこそおもしろいのだということもわかります。しかし、明らかに誤った判定であることがわかっているのに、負けた方はもちろん、勝っても後味の悪い試合となってしまうというのは、スポーツをする側、見る側にとってあまりにもつまらないことです。そんな試合をなくするためにも、「ビデオ判定」をぜひ取り入れて、白黒明確な判定をしてほしいと思います。
西岡選手が、試合後に「明日も明後日も勝って18日にもう一度米国と対戦したい」とさわやかに語ってくれていたのがせめてもの慰めでした。
「王激怒!」というセンセーショナルな見出しで報じられたのが、この試合で問題となったタッチアップの判定。3-3の同点で迎えた8回表、日本の攻撃。1死満塁の場面で、打者岩村(ヤクルト)は浅いレフトフライを打ち上げる。3塁走者西岡(ロッテ)がタッチアップしてホームに突っ込む。送球は大きくそれ、日本が1点を勝ち越し! 沸き立つ日本ベンチ。スコアボードに待望の「1」が入る。
ところが、タッチアップが捕球より早かったのではと米監督がアピール。一度は二塁塁審(その時三塁カバーに回っていた)がセーフの判定を下すのですが、執拗なアピールの末、球審がなんと今度は「アウト」のコール。
「王激怒」というのは、この後、当然のように王監督がとった猛抗議を指すのですが、一度覆った判定が二度覆ることはなく、せっかく点ったスコアボードの「1」は消されてしまいました。
試合後の王監督の記者会見。「一番近い審判のジャッジを、いくら抗議があったからといって、変えるなんて、長年野球をやっていますが、見たこともありませんし、我々には考えられない。特に野球がスタートした国であるアメリカでそういうことがあってはいけない、と私は思います。」
まったくその通りです。球審が「捕球より足がベースから離れる方が早かった」と思っていたのなら、また、「あのジャッジは球審の役目」だと思っていたのなら、なぜ最初のアピールの段階でアウトの宣告をしなかったのでしょう。
ビデオで見ると完全に誤審であることは明らかです。いつも思うのですが、野球に限らず、判定が難しいプレーの場合、なぜビデオを判定に取り入れないのかと思います。確かレスリングなどはビデオを使っていたような気もするのですが、せっかくの「文明の利器」を利用しないのはどうしてなのだろうと思います。
確かにスポーツの大原則は、「審判の判定が絶対である」ことです。生身の人間が判定を下すからこそおもしろいのだということもわかります。しかし、明らかに誤った判定であることがわかっているのに、負けた方はもちろん、勝っても後味の悪い試合となってしまうというのは、スポーツをする側、見る側にとってあまりにもつまらないことです。そんな試合をなくするためにも、「ビデオ判定」をぜひ取り入れて、白黒明確な判定をしてほしいと思います。
西岡選手が、試合後に「明日も明後日も勝って18日にもう一度米国と対戦したい」とさわやかに語ってくれていたのがせめてもの慰めでした。
コメントは初めてなんですが、ちょくちょく遊びにきています。自分の勝手な思い込みなんですが、琴線が
近い感じがして歴史や映画や本の選ぶときの参考にさせていただいてます。
たしかに、あの誤審はいただけないですね、なんかアメリカのエゴっぽいものまでかんじてしまって・・・
ビデオを使わないのもその問題に付随してるきがしてしまって、今回の冬季オリンピックのショートトラックに審判の参考にビデオをつかってるんですが、それもアメリカ絡みの誤審でしたし。
でも、切り替えてメキシコ戦勝って欲しいものです。
韓国と日本で予選突破です。
では、失礼します。
コメントありがとうございました。
なんと、棚からぼたもち状態で準決勝進出が決まってしまいましたね。韓国戦、今度こそは雪辱を果たしてほしいものです。
どうぞまたお出かけください。
スポーツは人間がやるもんだから、当然審判も人間がやるべきだ、という意見も根強いようですが、サッカーにしても野球にしても、球技は微妙な判定が勝敗を決することも多いので、きちんとした「正確」な判定を望むということから、「機械」に頼ることがあってもいいと私は思います。
「プルートゥ」の影響ではありませんが、いずれはロボットが審判をする時代も来るでしょうね。
浦沢直樹さんの「プルートゥ」面白いですね。やっぴさんは浦沢直樹の”マスターキートン”って漫画(アニメにもなりました)知ってますか?元イギリスの特殊部隊SASという経歴の、ぱっとしない考古学者が保険がらみの事件を解決していくって漫画なんですが、ミリタリー関係の部分を抜きにしても、考古学や人間の内面の話がすごくよく書かれた名作です。全18巻+別冊1巻なんでよかったら読んでみてください。