青森県の「ピカイチデータ」2006年版が発表されました。様々な分野における青森県の全国順位5位以内のデータを集めたデータブックです。
たとえば、これはトップが当たり前の「りんごの収穫量」。423,400tという数字は、2位長野県の182,600tを大きく引き離しています。全国の収穫量が818,900tですから、青森県は日本のりんごの半分以上を生産していることになります。2個りんごがあればそのうち1個は青森産なわけです。「青森といえばりんご(しかない)」と言われるのも仕方のないことなのかもしれませんね。
今日たまたま、りんご畑に囲まれた津軽地方のとある小学校を訪ねる機会があったのですが、地域のりんご農家の方の支援を受けながら「りんご学習」に力を入れているらしく、収穫したりんごはジュースやジャムにしているという話を校長先生からお聞きしました。オリジナルのステッカーまで作って、地元の「道の駅」で販売までしているのだとか。これはまさに「りんごキャリア教育」ですな。いかにも青森らしい。
りんご以外の農作物の日本一は、ながいも、ごぼう、にんにく、フサスグリ(カシスなど)、なたね、クワノミ、キイチゴなど。海産物では、「いか類の漁獲量」が全国の3分の1近くを占め、1位となっています。
そもそも、「第一次産業就業比率」が青森県は14.2%と岩手県とほぼ並んで1位ですし(全国は5.0%)、農作物(果樹)の作付け面積も1位ですので、やっぱり青森県の将来は農林水産業、つまり「食」にあり!なのです。工業分野の1位といえば、さば缶とパンティストッキングの出荷金額ぐらいのものですし。もちろん、工業分野でも、「オンリーワン」でがんばっている企業はたくさんあります。新しい技術開発で全国はおろか世界に発信する元気な中小企業。愛知万博の入場券にも使われた世界最小クラスの無線ICタグを生み出した(株)ルネサスハイコンポーネンツ、世界の携帯電話市場の約30%で使われているという携帯電話用液晶カラーフィルターを生産するアンデス電気(株)、光学用特殊プリズムの加工で独自の製造ノウハウを持つ(株)テクニカル…。こうした工業分野の業績こそ、本当の意味での「ピカイチ」なのかもしれません。
そのほか、青森県のおもしろい「ピカイチ」を拾ってみると、「人口1人当たり消防費」、「人口10万人当たりの消防吏員数」(それだけ火事が多い…ってことか?)、「他市区町村への通勤者比率」(青森県は17.6%。全国の平均41.8%ってのが逆にオドロキ)、人口10万人当たりの公衆浴場数(25.2ヶ所=全国平均と比較すると4.4倍。青森県民はきれい好きなのです)など。
このデータには、県全体のデータとともに、「県庁所在地」つまり青森市のデータも含まれていて、それに見ると、たとえば食品の購入金額で青森市はやたらと1位が多い。鮭、ほたて、いか、塩干魚介、葉茎菜、だいこん、こんぶ、しょうゆ、果実・野菜ジュース、バナナ…。
…バナナ? う~ん。それは知らなかった。なるほど、「カーリングバナナ」なるものが出てくるわけだ。青森の子どもたちは、小さいときからりんごとバナナをたっぷり食べているから、体格がよろしい(小学6年男女の身長、小学6年の男子の体重はそれぞれ1位、小学6年女子の体重は0.1kg差で2位)のですね!?
なんでもかでも一番になればいいというものでもないとは思いますが、そういう仕事に関わっている人たちにとっては、励みになることは確かでしょう。もっとも、「ピカイチ」だけでなく、「ピカイチ光らない」方のデータもたくさんあるのが青森県です。「光らない」方は少しでも光るように努力する必要はありますが、人間に長所短所が必ずあるように、どっちも含めてまるごと好きになれるような「あおもり」を作っていくことが肝心ですね。「あおもり型セルフエスティーム」でいきたいものです。
たとえば、これはトップが当たり前の「りんごの収穫量」。423,400tという数字は、2位長野県の182,600tを大きく引き離しています。全国の収穫量が818,900tですから、青森県は日本のりんごの半分以上を生産していることになります。2個りんごがあればそのうち1個は青森産なわけです。「青森といえばりんご(しかない)」と言われるのも仕方のないことなのかもしれませんね。
今日たまたま、りんご畑に囲まれた津軽地方のとある小学校を訪ねる機会があったのですが、地域のりんご農家の方の支援を受けながら「りんご学習」に力を入れているらしく、収穫したりんごはジュースやジャムにしているという話を校長先生からお聞きしました。オリジナルのステッカーまで作って、地元の「道の駅」で販売までしているのだとか。これはまさに「りんごキャリア教育」ですな。いかにも青森らしい。
りんご以外の農作物の日本一は、ながいも、ごぼう、にんにく、フサスグリ(カシスなど)、なたね、クワノミ、キイチゴなど。海産物では、「いか類の漁獲量」が全国の3分の1近くを占め、1位となっています。
そもそも、「第一次産業就業比率」が青森県は14.2%と岩手県とほぼ並んで1位ですし(全国は5.0%)、農作物(果樹)の作付け面積も1位ですので、やっぱり青森県の将来は農林水産業、つまり「食」にあり!なのです。工業分野の1位といえば、さば缶とパンティストッキングの出荷金額ぐらいのものですし。もちろん、工業分野でも、「オンリーワン」でがんばっている企業はたくさんあります。新しい技術開発で全国はおろか世界に発信する元気な中小企業。愛知万博の入場券にも使われた世界最小クラスの無線ICタグを生み出した(株)ルネサスハイコンポーネンツ、世界の携帯電話市場の約30%で使われているという携帯電話用液晶カラーフィルターを生産するアンデス電気(株)、光学用特殊プリズムの加工で独自の製造ノウハウを持つ(株)テクニカル…。こうした工業分野の業績こそ、本当の意味での「ピカイチ」なのかもしれません。
そのほか、青森県のおもしろい「ピカイチ」を拾ってみると、「人口1人当たり消防費」、「人口10万人当たりの消防吏員数」(それだけ火事が多い…ってことか?)、「他市区町村への通勤者比率」(青森県は17.6%。全国の平均41.8%ってのが逆にオドロキ)、人口10万人当たりの公衆浴場数(25.2ヶ所=全国平均と比較すると4.4倍。青森県民はきれい好きなのです)など。
このデータには、県全体のデータとともに、「県庁所在地」つまり青森市のデータも含まれていて、それに見ると、たとえば食品の購入金額で青森市はやたらと1位が多い。鮭、ほたて、いか、塩干魚介、葉茎菜、だいこん、こんぶ、しょうゆ、果実・野菜ジュース、バナナ…。
…バナナ? う~ん。それは知らなかった。なるほど、「カーリングバナナ」なるものが出てくるわけだ。青森の子どもたちは、小さいときからりんごとバナナをたっぷり食べているから、体格がよろしい(小学6年男女の身長、小学6年の男子の体重はそれぞれ1位、小学6年女子の体重は0.1kg差で2位)のですね!?
なんでもかでも一番になればいいというものでもないとは思いますが、そういう仕事に関わっている人たちにとっては、励みになることは確かでしょう。もっとも、「ピカイチ」だけでなく、「ピカイチ光らない」方のデータもたくさんあるのが青森県です。「光らない」方は少しでも光るように努力する必要はありますが、人間に長所短所が必ずあるように、どっちも含めてまるごと好きになれるような「あおもり」を作っていくことが肝心ですね。「あおもり型セルフエスティーム」でいきたいものです。
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