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カクレマショウ

やっぴBLOG

小学6年生が描く自分の「将来新聞」

2014-03-05 | └キャリア教育
昨日、むつでゲットした、ある小学校の6年生たちが書いた自分の「将来新聞」。

この小学校では、下北地区教育支援プラットフォームの協力を得て、地元の様々な職業の皆さんに学校に来ていただき、仕事体験を交えたお話を聞く「ユメココ教室」を実施しています。この新聞は、その体験を元に、自分の将来の夢をできるだけリアルに描いてみようというもの。一番すごいなあと思ったのは、将来の夢を、ただの「夢」として描くのではなくて、そこに至るまでのプロセス(中学校での自分、高校での自分、◯◯大学での自分…)をきちんと描いているところ。なので、「将来の自分」の立場から、「過去」を振り返るという視点で描かれています。

これって、このままプレゼンしたら、「ドリプラ」(ドリームプラン・プレゼンテーション)になるじゃないですか! もっとも、大人のドリプラと違って、「今」(本当の「今」ね)の自分が抱えている問題とか課題とか、その「夢」を描こうとした前提部分が、さすがに小学生ではちょっと薄いかも…という点はあるものの。

「27才の自分」というタイトルで、将来中学校の体育の先生になっている自分を描いた男の子は、中学校、高校の陸上部の大会の成績までリアルに描いています。それも、決して頂点を極めるわけじゃないんです。高校では、東北大会で「3位」になってインターハイに出場するものの、「準決勝で敗れる」んです(・∀・)。で、大学卒業後に晴れて教員採用試験に受かって母校で教鞭を執っている。「給料が下がって大変」だけど、苦手な「マット運動」をわかりやすく教えられるようにがんばっている。

そのほか、「東京大学にギリギリ」で入って、「今、注目の新米弁護士」になっている自分がいたり、編集者になるという夢を叶えるために大学で文章力を磨き、「ベネッセ」に入社して子どもたちにいい教材を「お届け」していたり。「青森県警察」に入って「バイクの訓練中」という子は、「警察官を目指す人々へ」と、既に後輩たちに警察の仕事を説明までしてくれています。

「海は友達新聞」の女の子はこんなふうに書いています。「私は、JAMSTECに入社し、ずっとあこがれていた深海2000と深海6500のパイロットになりました。海にもぐり、いろいろな魚に出会いました。そこで私は子供の時えがいていたある夢を思い出しました。それは、「深海エレベーターをつくる」です。今、私は、深海6500のパイロットとして、世界中の海にもぐりながら、子供のころに思いえがいた、もう1つの夢を実現させるため、努力して、がんばっています。」

「大人になっても夢を持ち続ける」ことの大切さを、彼女は既に知っています。それはおそらく、実際にユメココ教室などで出会った大人から直接学んだことなのでしょう。こういうのを読むと、「体験」と「大人との関わり」がいかに大事か、改めて思い知らされますね。

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