仙台市で開催された「起業教育・キャリア教育普及促進シンポジウム」に参加してきました。
「教育」と名の付くシンポジウムなのに、主催は文部科学省や教育委員会ではなくて、経済産業省管轄の東北経済産業局。もっとも、宮城県と仙台市の教育委員会が「共催」となってはいますが、いよいよそんな時代になったかなーと思いますね。
経済産業省は、産業人材育成の基盤となる取組として、数年前から「起業家教育」に積極的に取り組んできました。いつのまにか、「起業家教育」が「起業教育」となり、さらに、ここ2~3年は、文部科学省とタイアップして「キャリア教育」という言葉もどんどん使い始めています。
これはどういうことかというと、単に投資や起業のスキル、テクニックを身に付けるための教育ではなく、「仕事」をどうとらえるか、あるいは人生の中で仕事をどう位置づけるかといった、より幅広い視点からの教育を産業界からも支援していきましょうという機運が盛り上がっているということだと解釈しています。逆に言えば、そのように長いスパンで子どもたちの教育を考えた時には、「学校」に象徴される「教育界」だけがそれを担うものではないことが既に明らかになっているのです。
というより、もうとっくの昔に、「生涯学習」という名前で、「学びの場」が学校だけではないと位置づけられてるんですけどね、形の上では。NEWS23でもついさっき、若者が作った「シブヤ大学」の取組を紹介していましたが、これも「生涯学習」の仕組みづくり。「教育」と言えば「学校」という時代ではなくなってきているし、「学校」で行われる「教育」自体、教師のみで行われるものではなくなってきているのもまた事実です。でも、実際には「呪縛」からなかなか解き放たれていない人も多いのです。教員だけでなく、親も地域の住民も。
その呪縛から解放されて、少し別の角度から教育にアプローチしようとするのが起業教育であり、キャリア教育だと思います。目指すゴールは同じでも、アプローチの仕方、「攻め方」が違う。そして、その理念は、これまでの「教育」を大きく変える可能性を持っていると思います。
さて、シンポジウムですが、東北各地で起業教育・キャリア教育に「燃える」人たちがたくさん登壇し、アツく思いを語ってくれました。
「起業教育」を、単に起業のための教育、起業家を育てるための教育もしくは「金もうけ」のための教育と捉えるのではなく、商業体験や販売体験活動等を通して将来の生き方や働き方を考える教育と位置づけている点は、どの登壇者にも共通している認識。「キャリア教育こそ人間教育である」というメッセージが根底に流れています。
基調講演は、名古屋で特定非営利活動法人「愛知市民教育ネット」を主宰する毛受(めんじょう)芳高さん。彼の話には、久しぶりに大きな衝撃を受けました。その話はまた改めて…。
「教育」と名の付くシンポジウムなのに、主催は文部科学省や教育委員会ではなくて、経済産業省管轄の東北経済産業局。もっとも、宮城県と仙台市の教育委員会が「共催」となってはいますが、いよいよそんな時代になったかなーと思いますね。
経済産業省は、産業人材育成の基盤となる取組として、数年前から「起業家教育」に積極的に取り組んできました。いつのまにか、「起業家教育」が「起業教育」となり、さらに、ここ2~3年は、文部科学省とタイアップして「キャリア教育」という言葉もどんどん使い始めています。
これはどういうことかというと、単に投資や起業のスキル、テクニックを身に付けるための教育ではなく、「仕事」をどうとらえるか、あるいは人生の中で仕事をどう位置づけるかといった、より幅広い視点からの教育を産業界からも支援していきましょうという機運が盛り上がっているということだと解釈しています。逆に言えば、そのように長いスパンで子どもたちの教育を考えた時には、「学校」に象徴される「教育界」だけがそれを担うものではないことが既に明らかになっているのです。
というより、もうとっくの昔に、「生涯学習」という名前で、「学びの場」が学校だけではないと位置づけられてるんですけどね、形の上では。NEWS23でもついさっき、若者が作った「シブヤ大学」の取組を紹介していましたが、これも「生涯学習」の仕組みづくり。「教育」と言えば「学校」という時代ではなくなってきているし、「学校」で行われる「教育」自体、教師のみで行われるものではなくなってきているのもまた事実です。でも、実際には「呪縛」からなかなか解き放たれていない人も多いのです。教員だけでなく、親も地域の住民も。
その呪縛から解放されて、少し別の角度から教育にアプローチしようとするのが起業教育であり、キャリア教育だと思います。目指すゴールは同じでも、アプローチの仕方、「攻め方」が違う。そして、その理念は、これまでの「教育」を大きく変える可能性を持っていると思います。
さて、シンポジウムですが、東北各地で起業教育・キャリア教育に「燃える」人たちがたくさん登壇し、アツく思いを語ってくれました。
「起業教育」を、単に起業のための教育、起業家を育てるための教育もしくは「金もうけ」のための教育と捉えるのではなく、商業体験や販売体験活動等を通して将来の生き方や働き方を考える教育と位置づけている点は、どの登壇者にも共通している認識。「キャリア教育こそ人間教育である」というメッセージが根底に流れています。
基調講演は、名古屋で特定非営利活動法人「愛知市民教育ネット」を主宰する毛受(めんじょう)芳高さん。彼の話には、久しぶりに大きな衝撃を受けました。その話はまた改めて…。
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