カクレマショウ

やっぴBLOG

意味のわかる邦題がホシイ「L.A.コンフィデンシャル」

2004-12-06 | ■映画
見る前に読むか。読む前に見るか。

ってのはよく聞きますが、今回は「読んでる途中に見ました」。てっきり見たことがある映画だと思って原作を読んでいるうちに、実は見たことがなかったことに気づき、あわててレンタルに走ってビデオを借りてきました。

舞台は1950年代のロサンゼルス。ロス市警の刑事たちがある殺人事件をきっかけに「裏世界」の陰謀に巻き込まれていく、というストーリーです。

主役の3人(ラッセル・クロウ、ガイ・ピアース、ケヴィン・スペイシー)のキャラクターは、原作とすんなりマッチしているし、一見いい人実は…という設定のジェームズ・クロムウェルもはまり役だと私は思うし、キム・ベイジンガーは50年代の女性の雰囲気もりもりだし、映画の方も、原作に劣らず楽しめました。「読む」方はまだまだ先が長いのですが、読み終えたところまででも、十分に映画は原作のエキスをすくい取っているなと思いました。

それにしても、刑事たちの暴力シーンが多い。当然のように銃を撃ちまくるし、容疑者をやたらと殴りつけるし、取り調べの際の拷問もある。映画とはいえ、これが本当に米国の50年代の警官の姿だったとすれば、悪いヤツも警官も、目的は違ってもやってることは一緒ですな。

もっとも、澄ました顔で悪事を隠そうとするエライ検事に対して、ラッセル・クロウがトイレに頭を突っ込んだり、ビルの窓から突き落とそうとしたり、力で脅して黒幕の名を吐かせるシーンには、けっこうスカッとしてしまいましたが…。

"confidential"とは、「信任した、腹心の、秘密の」とかいう意味らしいですが、それでも「L.A.コンフィデンシャル」の意味が私にはよく理解できません。最近の映画は、ほとんど原題そのままで配給されることが多いですが、もう少し何とかうまい邦題をつけることはできないのでしょうか。「意味のわかる」邦題の方が印象にも残ると思いますけど。

「カタカナ語の言い換え」は映画のタイトルから! ということで。

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