愛知サマーセミナー

愛知サマーセミナー2014。先週の3連休に開催されたようです。教えたい人が誰でも講座を開設できて、学びたい人は誰でも受講できる。その数、なんと2000講座！

 

特別講座として、有名人も名を連ねていますが、大半の講座は、一般の市民の皆さんです。というより、もともとは私学の高校生イベントとして始まったものなので、中学生や高校生の講師もたくさんいます。

内容も、趣味教養講座から、憲法、戦争、投資、教育、自然などの専門的なものまで、プログラムのリストを見ているだけで目がクラクラするほど多彩です。中には、「華麗なるゴキブリの倒し方」とか「パラパラ漫画」とか「机で寝ようzzZZ」みたいな超ゆるゆる系も。講座というより、一緒に遊んで仲間になろうという雰囲気なんだろうね。それもまたいいね。

数年前、キャリア教育のお話を伺いに名古屋のNPO法人アスクネットの毛受（めんじょう）芳高さんを訪ねた時に、このサマセミのことを教えていただきました。高校生が大人を相手に講座を開く。これもキャリア教育なんだなあと目からウロコが落ちる思いでした。ちょうど明日からサマセミ始まるから見て行ったらと言ってくださったのですが、日程の都合上、断念せざるを得ませんでした。雰囲気だけでも感じておきたかったなあと今でも思います。

 

高校生が何かを興味を持ち、学んだことを今度は別の人に教える。それは高校生だけでなく、大人にも通じる。生涯学習社会は、「学んだ成果を生かす」ことが大切と言われますが、既に20数年前からこういう取組が行われていたのです。

こういうの、青森でもやれないかな。できれば行政仕掛けでなくて。