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不識塔その2─斎藤主(つかさ)の生涯

2004-12-21 | ■青森県
地元の人は不識塔を「主(つかさ)の塔」とも呼んでいます。「主」とはこの塔を建てた斎藤主という人の名前にちなんでいます。以下、「西目屋村誌」を参考に、彼がなぜこの不思議な塔を建てたのかをたどってみます。 斎藤主は、万延元(1860)年、西目屋村の隣に位置する弘前市に生まれました。父は弘前藩士でしたが、廃藩置県後、今別町で私塾を開いており、彼は母のもとで育てられました。12歳の時上京しようとして家出 . . . 本文を読む