8月2日から始まる青森ねぶた祭りに先駆け、地域のねぶたが昨日今日の2日間出陣しました。
子どもたちを先頭に狭い小路を練り歩く。家の前で待っていてくれる地域の人たち。その前で見得を切るねぶた。あちこちで拍手喝采が聞こえます。みんな暖かい目で見てくれます。
これがほんとのねぶた祭りなのかもしれないといつも思う。2日は合同運行で、多くの観光客の前に出陣しますが、その時はねぶたも「よそゆきの顔」になる . . . 本文を読む
今日は地域ねぶたの台上げの日。完成したねぶたを運行用の台車にセットします。照明の電力源となる発電機も組み込んで、点灯もチェック。
安全祈願祭もおごそかに執り行われ、囃子の披露もあり、大人たちは酒を酌み交わし、来週の出陣を待ちます。
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8月上旬に行われる青森ねぶた祭りの主役、大型ねぶたは、幅9m、奥行き7m、高さ3mほどの大きさを誇りますが、そのほとんどが企業がスポンサーとなって「ねぶた師」と呼ばれるプロに製作を依頼して作られるものです。
一方、8月2日と3日の「合同運行」の日に登場する「子どもねぶた」というのがあって、大きさは大型ねぶたの3分の2程度。「子どもねぶた」と呼ぶのは、決して、「小さい」からではなくて、青森市内の各 . . . 本文を読む
一石で二鳥「以上」の成果を得られる取組というのはなかなか少ないものですが、「ウォーキング・マイレージ」という仕組みは、たぶんその数少ないうちの一つではないかと思います。
「ウォーキング・マイレージ」とは、厚労省が進める健康維持施策。社員に歩数計を貸し出し、各社員は歩数に応じた「マイル」をもらえる。マイレージといえば、航空会社のポイントを貯めるしくみですが、たまったマイルは、あくまでも自分自身に還 . . . 本文を読む
子育て支援って、どこまで支援すればいいものなのでしょうか? 親が望むなら何でも支援すればいいのでしょうか? 社会全体を見れば、まだまだ子育て支援はじゅうぶんとは言えないのかもしれませんが、それでも、かつてと比べたら、格段の進歩はあると思います。
読売新聞の連載コラム「モラルを問う」で、働く母親が、仕事が休みの日に子どもを保育園などに預けることの是非を取り上げていました(2007年6月7日付け)。 . . . 本文を読む
今日、ある会議にて。
高校や大学でのボランティア活動の単位認定の話題になって、ある大学の先生が、「自分の大学では、単位欲しさにボランティアするのはおかしいので、単位は認めていない」とおっしゃいました。
なるほど、そのとおりです。確かに本末転倒です。「ボランティア」の本来の姿からかけ離れたものになってしまう恐れがありますね。ボランティア精神なんかこれっぽっちもないけれど、単位がもらえるんならちょ . . . 本文を読む
「B級」という言葉は、「B級映画」のように、他の人の評価としての「B級」という意味で使われる場合と、あえて自分から「B級」と言い出す場合の2通りの使われ方があるように思います。前者は、「ほんとにB級」なことが多いのですが、後者の場合は、「知る人ぞ知る」、実は隠れた名品というものも多い。
「B級グルメ」は、もちろん後者の意味で使われます。グルメガイドには載っていないけど、ひそかにおいしいラーメンと . . . 本文を読む
「親学」について、今日の毎日新聞紙上で、教育再生会議担当室長の義家弘介氏と、「夜回り先生」で知られる水谷修氏がそれぞれ持論を展開しています。
義家氏は、親学は「親への育児の介入ではなく、応援」だと主張し、母乳による子育ての効果についてはWHO(世界保健機構)もその効果を認めているし、子守歌については自分自身の経験から、子育てに対する有用性を説く。また、「共通の倫理観」、「基本的な道徳」を教えるこ . . . 本文を読む
産業能率大学の教授が、学生が講義の際に座る座席位置と成績、授業評価の相関を調べる調査をしたそうです(2007年5月5日付け朝日新聞)。
11回の講義の着席パターンを、前方(32人)、中央(81人)、後方(30人)の3グループに分けて、期末試験の成績と授業評価アンケートの結果とをクロスしてみたところ、成績が一番良かったのは、前方グループの51.2点。次いで、中央の43.9点。後方グループは30.9 . . . 本文を読む
先日の飲み会でのこと。
上席に座られる方と「社会教育の役割」の話になりました。社会教育「行政」の役割、といった方がいいかもしれません。
彼の主張は、要するに、これまで社会教育行政が担ってきた青少年教育とか婦人(女性)教育といった部分がどんどん他の部局に移行され、教育委員会の社会教育行政がほとんど「やること」がなくなってきている、ということです。
確かにそうした発達段階ごとの分け方でみれば役割 . . . 本文を読む
先日の札幌で、元・同僚と話したときに、夕張の話になりました。社会教育の関係部署の職員も退職する人が多いらしいということ、このままでは社会教育行政も機能しなくなるだろうということ…。
それでも、彼は、こんな時だからこそ、社会教育の真価が問われるのではないかと言う。戦後の「何もない」状態から公民館が生まれ、戦後社会教育の息吹が生じたように、財政破綻の結果、同じように「何もない」状態だからこそ、社会教 . . . 本文を読む
「農産漁村女性の日」青森県大会というイベントに参加してみたら、そのからみで3人のパワフルな団塊世代の方々と知り合うことができました。
お一人は、そもそもこのイベントへの参加を呼びかけてくださった元・高校の校長先生。退職後、本を執筆されたり、起業支援に携わっておられる方です。今回のイベントの講師をぜひ紹介したいということでお声をかけてくださったのです。その講師の方は女性起業家です。青森と東京、足場 . . . 本文を読む
地域の住みやすさの一つの条件として、「生活交通の便利さ」があります。特に、自家用車を持たない高齢者や子どもたちの移動手段をどう確保するかということが注目されています。
青森県の場合、生活交通の核となるのは、なんといっても「バス」です。私は小さい頃、山間地に住んでおり、また家にクルマがなかったため、バスはなくてはならない交通機関でした。親と買い物に出かける時、友だちと町に遊びに出かける時、いつも「 . . . 本文を読む
職場や学校、地域で、何かのアイディアをたくさん集めたい時に使われるのが「ブレインストーミング」という手法です。
ブレインは「脳」、ストームは「嵐」というわけで、脳を嵐のように働かせてアイディアをできるだけたくさん出す方法ですが、とにかく「量」が勝負で、アイディアの「質」はとりあえず問わない、他人のアイディアを否定したり批判したりしない、他人のアイディアをパクるのは大いにけっこう、といった一定のル . . . 本文を読む
「名刺」ってどうして「刺す」という漢字を使うのでしょう?
名刺は、中国でもヨーロッパでも、もともとは相手を訪問して不在の際に「来たよ~」という証拠に自分の名前を書いて戸口に貼り付けておくためのものでした。英語で名刺を"visiting card"とか"calling card"というのはそのためです。また中国では、上級官僚に会う時にまず自分の名前を木片や竹に記したものを渡し、取り次ぎをしてから会 . . . 本文を読む