EMIとTABOの将棋世界

映画と海外ドラマの3行日誌。ネタバレしてません(たぶん)。ときどき辛口で失礼します。

段位と気持ち

2006-10-09 18:00:21 | 日常
きのうTABOは大会でいつも道場に来ている小6の3段の子と同じパートだった。序盤から優勢でTABOが勝った。悔しかったのだろう。その対局のあとで、その子は私のところに来て「74同歩ならぼくがまだよかったんだけど…3段だからぼくは強いんだけど」と言った。私にはその子の気持ちがよくわかったので、「うんうん、そうだね」と相槌をうった。それから予選落ちして帰るまでに時間があったので、TABOはしばらくその子と指していた。そしたらその子が指しながら「ほうほう、そういう手が指せたら3段あげてもいいですよ」「いやだなあ、初段ごときに3段様が負けるとは」などと言った。まあいつものことなので、誰も気にも止めなかったのだが、先生なら叱るだろうなあ、と思ったので、「先生だったら叱るような発言だよ」と言ってはおいた。その子は妹と弟の面倒をよくみるやさしい子だ。とにかく将棋が好きで、遠くから三股道場に通ってきている。もし負けを素直に認められたら、もっと強くなるのになあ、と思う。せっかくこんなに将棋が好きなのにもったいない。道場の仲間の中でいつもその子が一番の段位なので、「ぼくが一番」が捨てられない。段位のせいで、負けても「ぼくが一番」というよりどころ、逃げ道ができてしまっているような気がする。TABOや他の子たちが同じ3段になったら、「一番」がなくなってもっと強くなるかも…。
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段位認定問題

2006-10-09 15:01:56 | 三股子ども教室(2014年まで)
毎日新聞の段位認定問題。
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/shougi/nintei/

2度目の挑戦で今回が10回目(最終回)。今160点なので、今回2問ともあったら4段、1問あったら3段だ。TABOは「2問目の答えが見えてこない」と言って、何日も悩んでいたが、さきほどこれしかないよな…と言いながら解答を出していた。もし3段がとれたら、これで日向の4段登竜戦に出られるか先生に聞いてみるそうだ。
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どうして驚いたのか

2006-10-09 14:04:38 | 奨励会
それにしてもきのうの宣言には驚いた。だって本当に今までTABOは一度もそんなことは言ったことがなかったからだ。奨励会の話が出ても、「へえ、そうなの?」という感じで、自分には関係ないような感じで受け流していた。それなのに、突然きっぱりと「ぼくは奨励会に入ります」と言い切ったのだから、私も、これは絶対本気だ…と感じたのであった。なにしろ「入りたい」ではなくていきなり「入ります」である。こういうふうにきっぱりと言ったときには我が家の夫側の血筋として、どんな困難があっても絶対やるのだ。(周りがどう止めようと、何が起ころうと、どんなに不利であろうと信念で夢を実現させるのが我が夫である。) きょうになってTABOに「どうして今まで言わなかったの?」と聞いたら「だって級位者じゃそんなこと言えないような気がして…もう有段者になったからきちんとしたいから…」と言っていた。TABOは気持ちが真っ直ぐだ。しかし努力してみてかなわないこともあるだろう。そのときはきっぱりと先生から引導を渡してもらいたい。
コメント (2)
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