駒師「日向」のブログ 本店

将棋駒づくりを通じた「快適な将棋ライフ」の提供を目指して永遠に修業中。。

一乕作 天童楷書 ~その3~

2016年09月25日 | 駒修理
洗った駒が乾きました。

最近は送風機を使い、

可能な限り手早く

乾燥させるようにしています。


こちらの写真をご覧ください。

角行の中心部分のみが

黒ずんでいます。

これが「曲がり」の症状です。

中心部分が凹み、

そこに汚れが入り込んでいます。

ブラシでゴシゴシとやっても、

完全に綺麗になる事は無いだけでなく、

漆が剥離するでしょう。

他にもっと上手な方が

いらっしゃるかも知れませんが、

私としてはここがギリギリのラインだと

思います。


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一乕作 天童楷書 ~その2~

2016年09月23日 | 駒修理
駒を洗いました。

駒は水分を含みすぎますと曲がったり、

或は漆が剥がれたりする原因になります。

従って、水は最小限に、

作業は手早くするのがコツです。

表面に付着した手垢などの異物を

取り除くのが目的です。

以前は研磨剤の入った歯磨きを

使っていましたが、

それだと駒が痛むので、

現在は別の方法でやってます。



幾分スッキリとした表情をしていますが、

永年の垢はなかなか手ごわいですね。

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一乕作 天童楷書 ~その1~

2016年09月21日 | 駒修理
お客様からお預かり致しました

一乕作の天童楷書です。

一乕(いちとら)とは、

初代竹風こと大竹治五郎師の

別銘とお聞きした事があります。

師はこの銘で頼まれた仕事を

されていた時期があるそうで、

いわば外注品ですね。

その時期がいつ頃だったか

私は存じませんが、

この駒を見る限り、

かなり昔の事の様です。



さて、角(かど)の落ち具合と

キズの具合から、

随分と活躍していた駒だったことが分かります。

ただ残念な事に、

手入れがなされていなかった様で、

劣化が激しいです。

また半分以上の駒が曲がっています。

中心から曲がった結果、

片面は凹、もう片面は凸に

なっているものが多いですね。

貴重な作品ですので、

慎重に、慎重に、

出来る限りの修復を試みます。

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水無瀬兼成 ~その3~

2016年09月19日 | 錦旗・水無瀬・源兵衛清安
水無瀬兼成の玉将です。

太く力強い魅力的な書体ですね。

浅彫りが好み、という方もいらっしゃいますが、

彫はやはり深い方が迫力が出ると思います。

これは駒権師の作品の影響だと思います。

裏が透けるくらいの気持ちで一刀一刀

心を込めて深く彫りましょう。

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栄作 源兵衛清安 ~その13~

2016年09月17日 | 将棋駒製作
桂馬出来ました。

本黄楊なので違和感ありませんね。

先に作った王将・玉将と一緒に記念撮影です。



とは言うものの、

出来立てですからまだ白っぽいです。

もう少し使えば馴染んでくれるでしょう。

しかし、なんでこんな攻められている局面にしたの?

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天童楷書物語 ~その45~

2016年09月15日 | 天童楷書
レッドタイガーの素が出来ました。

ふーむ。

研磨した中彫りも悪くないですね。

面取りと研磨は

見た目をよくするだけでなく、

駒の寿命を延ばす効果があります。



この駒には、

玉山(久徳)の確かな技を

少しでも長く後世に伝える役目を

負って頂きましょう。

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栄作 源兵衛清安 ~その12~

2016年09月13日 | 将棋駒製作
作り直しています桂馬4枚です。

以前別の記事で別の書体の駒が

混在しているケースを取り上げた事がありましたが、

ヒューマンエラーは0%にはなりません。

まして見分け難い本黄楊とシャム黄楊ですから、

こういうケースは表に出てきていないだけで、

結構あるのかも知れませんね。



漆を入れるところまで一気にやってしまいました。

この調子だと、全ての駒を作り直しそうで怖い。。。

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栄作 源兵衛清安 ~その11~

2016年09月11日 | 将棋駒製作
駒を盤に並べています。

うん!?

う~ん?



これは、、、シャム黄楊?

今さらですがシャム黄楊とは、

【科目:アカネ科クチナシ属】【産地:タイ・ビルマ・インドなど】【比重:0.75】
東南アジアが原産の「ツゲ」を総称して「シャム黄楊」と呼ばれます。厳密には「アカネ科」の樹で「ツゲ科」の樹ではありません。これに対し、日本産の黄楊を「本黄楊」と呼び区別される場合があります。 心材は淡黄色で、きわめて緻密で硬く、加工性の良い材質です。その特性を活かして、昔から細密の工芸品や、櫛、はんこ、チェスや将棋の駒、定規、弦楽器の指板や木管楽器に使われてきました。日本産の黄楊が減少するなかで代用材として今でも使われています。(⇒加藤家具さんのHPより引用

です。

本黄楊の代用品になるぐらいですから、

見分けはつきにくく、

単に「シャム黄楊っぽい」

だけなのかも知れません。

ただ自分の経験がこう言うんです。

「これはシャム黄楊にしか出ない木目です!

 指した感じもそうでしょう!」って。。。

まあ、こうなっちゃうと気になって指せませんので、

桂馬も作り直しましょう。

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天童楷書物語 ~その44~

2016年09月09日 | 天童楷書
レッドタイガーづくりの途中です。

褐色にするために、

着色などの方法を考えましたが、

レッドタイガーは、

「使用」によって成されるものと思い直し、

クリーニング、面取りした後、

磨いています。

ただ、最近の面取りと磨きは、

桂山師の作品を参考にした方法に変えており、

この作業はその練習も兼ねてます。

「手が」その作業手順を覚えるまで反復すれば、

極端な話、よそ見しながらでも

作業が出来る様になります。

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栄作 源兵衛清安 ~その10~

2016年09月07日 | 将棋駒製作
結局自作してしまった

源兵衛清安の王将・玉将です。

研ぎ出し直後ですので、

まだ濡れています。



乾燥しましたので、

仕上げて新旧を並べてみました。

個人的に源兵衛清安書は

やや小さめな上品さがその特徴で、

オリジナルは、

字母のサイズが大き過ぎると思いました。

これで棋譜ならべに集中できそうです。

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栄作 源兵衛清安 ~その9~

2016年09月05日 | 将棋駒製作
そんなに気にする必要ないと思いながらも、

王将・玉将の字が気に入らなくて、

結局自作しています。

他にも気になる駒が沢山あるのですが、

「王将・玉将で最後!」

と自分に言い聞かせましたが。。。

大丈夫かな?

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水無瀬兼成 ~その2~

2016年09月03日 | 錦旗・水無瀬・源兵衛清安
水無瀬兼成書を彫りっています。

随分前に字母紙を貼り

そのままになっていましたが、

ようやく取り掛かれるタイミングになりました。

水無瀬兼成書の龍王と龍馬は、

草書ではないんですね。

グイッと深く彫ってみました。

力強い作品に仕上げてみたいと思います。

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栄作 源兵衛清安 ~その8~

2016年09月01日 | 将棋駒製作
彫駒におけるピンホール発生の原因について

書かせて頂きましたが、

拡大した画像を改めてもう一度ご覧下さい。

右の金将は漆の入り過ぎで、

彫埋め状態になっていますね。

これも丁寧に漆を塗り、

余分な漆と空気を掻き出さなったのが原因でしょう。


これを修正するには、彫り直すしかありませんので、、、、

別の機会と致しましょう。


欠点ばかりを指摘していて申し訳ありませんが、

私にとって修理は楽しい作業、

悪意はありませんのでご容赦下さい。


この作品、木地そのものは粘りがあり、

色目も良く艶があります。

また、価格は驚くほど安いので、

コストパフォーマンスはかなり高いと思います。


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栄作 源兵衛清安 ~その7~

2016年08月30日 | 将棋駒製作
さて、もう一度この写真をご覧頂きましょう。

赤い丸が付してある箇所です。

この作品もピンホールが発生しています。

空気を丁寧に抜いて頂ければ

発生を防げるのですが、

大量生産ですから、そんな暇ないですね。

ただ、これは簡単に直せます。

筆ではなく、

櫛や楊枝の先に漆を少量つけ、

ピンホールに挿し込む方法がいいです。



こんな感じです。

ご自分でも簡単に修理できますよ。

漆はDIYホームセンター等にありますが、

ちょっと量が多いので余っちゃいますね。

お約束は出来ませんが、

大型の釣り道具店さんとかに

釣り竿の漆剥離を修復するための

少量の漆がよく売ってます。

これを利用されると良いでしょう。

楊枝や櫛はキッチンをお探し下さい。

なお、作業は自己責任でお願い致します。為念。

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栄作 源兵衛清安 ~その6~

2016年08月28日 | 将棋駒製作
前回お伝えしましたとおり、

「忙しさ」が伝わってくる写真です。


ちなみに、国語の先生ではないですが、

忙しいという字は

「心」を「亡くす」と書きます。

私の先輩で

「俺は忙しい」を連発する人がいますが、

本当に仕事が出来る人は忙しいと言わないそうです。

その心を亡くした状況に遭遇するたび、

彼に対する尊敬の念が減少しますが、

自分も気を付けたいものです。


さて、話を戻します。

駒制作の過程において

目止めと漆入れは簡単そうで、

実は共に気が抜けない工程です。

写真を見る限りでは、作業は、

刷毛(ハケ)を使って一気に目止めを行い、

また別の刷毛を使って一気に漆を塗った感じです。

これがピンホールを発生させる原因になります。


目止め剤と漆は共に液体ですが、

その中に空気が含まれています。

塗布後、十分に空気を抜かずに乾燥の工程に入ると、

空気を覆っていた目止め剤や漆の膜が破裂し、

ぽっかりと穴が開きます。

これがピンホールです。

従って、塗布は刷毛ではなく細かい筆などを使用し、

液体中の空気を丁寧に除去するのがコツです。


ただし、写真が撮られた時期は、

駒師が忙殺されていた頃です。

自分一人ではとても間に合わないので、

職人さんやパートアルバイトを雇っていた

工房もたくさんあったそうです。

丁寧に時間をかけている暇なんて

なかったのだと思います。

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