EMIとTABOの将棋世界

映画と海外ドラマの3行日誌。ネタバレしてません(たぶん)。ときどき辛口で失礼します。

藍より青く

2006-12-31 18:36:47 | 将棋関連
書店に行き近代将棋を立ち読み。将棋の日の子ども大会が写真で掲載されていて、中原先生の横にいたTABOはばっちり写っていた。それから将棋世界を購入。きのう送られてきた本は、深浦八段が小学生のときの将棋の先生の本だった。寝る前に何の気なしに読み始めたのだが、心に深く響くものがあって、まず一読し、それから何度も何度も読み、さらに伝えたいところを夫に音読した。感動の本であった。このように深浦八段が将棋を始めたところから記録が残っているというのも素晴らしい。年月日日時、指した手合いまで記録されている。たぶんこの本に残されている以外にも多くの記録があるのだろう。深浦八段とお話する機会があったときに、「どうしたら強くなれますか」と質問したら「毎日詰め将棋10題することです」と言われた、その深い意味がよくわかった。それから居飛車だった理由や、その他いろいろ…とにかく一行一句が深くて、まだまだ読み足りていない。EMIやTABOと照らし合わせたり、自分の気持ちに当てはめてみたり…この本に今年最後に巡り合えたことに感謝します。本当にありがとうございました。
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これも実験!

2006-12-30 17:50:35 | 日常
年末のあわただしさの中、子どもたちはきょうも道場へ。本当はお休みなのだけれど、来てもいいよ、と先生が言ってくださったそうで、午前中は家でもちつきをして、掃除を手伝ってから、うれしそう~に出かけて行った。出かける間際に思いもかけぬ方から思いもかけぬ将棋関係のプレゼントが届いて、ふたりとも大喜び。道場の先生にも私のへたな字の伝言文を添えて、プレゼントの中から本やらなんやらをお届けした。明日からは本当に道場はお休み。対局時計の電池がきれていたので、さっき単ニを二本買ってきた。きのう少しだけ時間があったので、YOUと対局したら、なんと勝った…。9月から対局は一局もしていなかったのだけれど、「週1回の棋譜並べの効果かな」と言ったら、EMIが「棋譜並べの効果は3年後なの!!」と笑った。ああ~3年後でもいい、効果が出てくれから。考えてみれば44歳で強くなれるのかどうか、これもEMIと同様実験!である。
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ボクの得意なもの

2006-12-29 14:43:06 | 日常
忙しくてきのうからほとんどEMIともTABOとも話せていない。だけどきのうの勉強会はとってもためになったそうだ。勉強の中で「有段者はそれぞれ得意なものがある。Y君は序盤の定跡、EMIさんは右四間、K君は中飛車」という先生の話があったそうだ。…TABOが「それでね、その話の中にボクは出てこなかったんだよ。ボクは忘れられたのかな」と言ったので「それはもう決まっているから、だって升田さんでしょう」と家族が笑った。丸一日かけて行った勉強会で、どうやらそれが一番TABOの心に残ったようだ。たぶん将棋の勉強はTABOのからだの中に消化されて、いつか盤上に現れるに違いない。
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私の来年の目標

2006-12-28 14:43:03 | 日常
きょうは木枯らしが吹いた。TABOたちは朝から研究会で道場へ。私も行きたかったが、自分の教室と、それから年末にかけてやらなければならない家のことを考えると、きのうが道場おさめだったようだ。残念。しかしいつまでも逃避しているわけにもいかない。さわやかな新年を迎えるために、やっぱり家のことはやらないと…。ところで私の今年の将棋だが、途中まで夫と一日一局は対局ができていたので、毎日の詰め将棋と道場での棋譜並べと、対局の3本だてが成立していた。しかし夫の仕事が忙しくなり、対局の時間がなくなって、それと共に詰め将棋の本すら開かなくなった。ただ、道場での棋譜並べで、盤面を読んで何手か先まで符号で言うときがあり、最初は何度繰り返されてもそらで言えなかったのだが、最近やっとついていけるようになった。ただし、3人以上繰り返してもらったあとでなら、なのだけれど。そこで私の来年の目標は、現実的に考えて「詰め将棋」にしたいと思う。道場で見学しているときに、最終局面で詰むか詰まないか、という話しになったとき、「こうだよね」と詰み筋をかっこよく言ってみたい、というのが私の目標である。だから、「毎日かかさずに詰め将棋を解く」ことにしよう。一挙に強くなるのは難しいけれど、これまでの数学と理科の積み重ねをぜひ詰め将棋に生かしたい。(理科が関係あるのかは知らないけど) 生徒さんの数学は一目で間違いがわかるのに、なぜこの子たちが解いている詰め将棋が見えてこないのか、本当に不思議だ。
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負けたあとのこと

2006-12-27 16:01:55 | 将棋関連
きのうきた週刊将棋新聞。中にひとつ心に感じた記事があり、道場でEMIに「ここを必ず読みなさいね」と言っておいた。しばらくして「どうして私に読ませたいのよ」とやや反抗的に聞くので、まだ何もわかってないなあ、と思ってもう一回読むように言った。レディースオープントーナメントの見開きの記事である。帰宅後さらにもう一度読むように言うと、もっと反抗的な反応だったので、少し時間をとって話をした。今年たくさんの大会に出てきたが、EMIには私から苦言を呈したい。それを記事で思い出したのである。それは負けたあとのことだ。数々の大会で負けたあとで、EMIはいつも泣いた。泣くのは全然構わないが、大会が終わって帰るまで仏頂面をしていたり、他の人に気を遣ってもらったり、まるでお話かドラマに出てくる王女様のように周りはらはらさせたのであった。仮にもこれからこの職業に就こうと思うのなら、ここできちんと自らのみっともなさ、配慮のなさをかみしめるべきではないか。それでこの記事を読んで欲しかったのである。わかってくれただろうか。
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初めての体験

2006-12-26 13:52:14 | 日常
きのうはTABOにとっていろいろと初めてのできごとがあった。まず「EMIなし」で先生と行動した。いつだってEMIが一緒だったからこれはかなりの初体験だ。午前中は大塚道場の子ども教室に連れていってもらって、団体戦などをしたそうだ。それから「昼は宮崎のイオンに行ってうどんを食べた」とのこと。宮崎のイオンに行ったのも初体験。家族はまだ誰も宮崎イオンに行ったことがないので、質問攻めにあっていた。それから先生と二人でご飯を食べるのも初体験。そして午後は先生と友達のお見舞いに行ったのだが、「お見舞い」も初体験。入院先は七階で、個室で、倉敷のホテルより大きな冷蔵庫があって、それから将棋の本がいっぱいあったそうだ。「棒銀の研究をしていた。大変だ。これからの大会はきっと四間飛車でふってくるに違いない」と帰ってきてからひとりでえらくあせっていた。とにかく一日ものすごーく楽しかったそうで、うどんの話を延々と聞かされたあとで「行けばよかった」とEMIがむくれていた。
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サンタさんから「消えた戦法の謎」

2006-12-25 17:30:00 | 日常
きょうは7時15分にお迎えがきて、宮崎の道場に行くのでTABOは6時起き。まだ暗い中「朝だよ」と声をかけると「そうだ、きょうはクリスマスじゃないか」と飛び起きた。「サンタさんへの手紙がなくなってる」とTABO。それから大急ぎで袋をあけて、四角い包みを見つけてとんとんとたたき、「これはやっぱり本だぞ」。そっとあけたら中から「消えた戦法の謎」が出てきた。「サンタさん!!本当にサンタさん、やっぱりサンタさん!!」と意味のあるようなないような言葉の連続。うれしくてうれしくてそれから車が来てくれるまで、夫のひざの上で寸暇を惜しんで読んでいた。午後から入院している友達のお見舞いに行ったので、朝出たきりまだ帰ってこないTABO。夜か明日にはきっとサンタさんにお礼のお手紙を書くに違いない。今年の10大ニュースの1つに入るサンタさんからの贈り物だった。
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実験的

2006-12-24 15:23:07 | 日常
あみゅーるさんが紹介してくださった羽生さんの本。実はうちの近くの書店にずっと置いてあって、買おうか買わないでおこうか、迷った本だったので、コメントを読みすぐ書店に電話をして、取り置きしてもらった。たった一冊しかないので売れたら当分入らないから。実戦なので駒余りもあって、とてもおもしろい、とEMI。無事詰め将棋スランプから脱したようだ。あみゅーるさん、本当にありがとうございました。ところでこれだけの棋譜並べと詰め将棋と対局を毎日続けているEMI。今後の棋力は全くの未知数である。いつかどこかで力があふれ出してくる、かもしれない。本当にいつか五段になるかもしれない。何年か経ったら実戦詰め将棋の本を書いているかもしれない。もしかすると自分は将棋のプロにならなくて、だけどだんなさんがプロ棋士かもしれない。親としてでなく一ファンして、この努力を続けてどんなところまでいけるのか、とことんいってみてほしい、と思う。
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今年最後の子ども教室

2006-12-23 20:43:26 | 三股子ども教室(2014年まで)
きょうは今年最後の教室。最初に棋譜並べをしてからお楽しみ大会となった。くじをひいて全員平手の大会。4ブロックに分かれて2人ずつ上がり決勝トーナメント、上がれなかった子は敗者復活先あり、だった。賞品は女流棋士の色紙。「きょうは大会」という先生の言葉を聞いて、とたんに顔つきがかわったTABO。後姿から勝つ湯気、みたいなものがゆらゆらと立ち登っていくのが見えたので、(これは勝つ気だ)と思い、なるべくそばに寄らないようにした。EMIはトーナメントに残れずに悔しがっていたが、結局敗者復活戦で勝って中井女流6段の色紙をもらうことができた。TABOも強気強気で(たぶん)勝って一位になり千葉女流王将の色紙をもらった。「お楽しみ」がついていたけどすごーく真剣な大会モードだった。だって決勝トーナメントの一回戦で、TABOは小5の2段の子と当たったのだが、終わって帰ってきたらはあはあと息をきらして、まるでマラソンの後みたいだった。時間ぎりぎりで詰ましたから呼吸困難に陥ったそうだ。しかも10分切れ負けで秒読みなしだったのに、トイレに行きたくなってそれも我慢していたので、何もかもぎりきりだった、らしい。盛り上がったお楽しみ大会だった。
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毎日続ける

2006-12-22 08:03:37 | 日常
EMIは道場の先生に言われてから、たぶん1年以上は毎日必ず10~30題は詰め将棋を解いている。それから長い21手以上のものは1週間に1つくらい解いている。きのう夜いつものように詰め将棋の本を広げて言うには、「おかあさん、ずっと詰め将棋していると、どれもみんな同じ形に見えてくる、続けるのも大変だよ」とのこと。それはいわゆるマンネリしたということなのかな。そりゃ毎日続けるのは確かに大変だ。年末に3日くらい道場が休みなので、そこで一回くらい将棋を頭から抜いてみてもいいかもしれないなあ、と思った。しかしうちの年末年始を想像すると、「家族で詰むや詰まざるや大会」「家族であせりまくり早指し大会」「家族でけんかなしのリレー将棋」「どこまで落とすの駒落ち戦」などが浮かんでくる。なぜかネーミングまで浮かぶ(爆)。将棋以外だと、百人一首総当たり大会、トランプのナポレオンエンドレス大会…結局勝負の世界から抜けられないじゃないの…。
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人と指す

2006-12-21 15:24:56 | 日常
きのうEMIとお風呂に入っていたら、「感想戦や対局のときにいろいろと言われてどうしてもいやな友達がいる」と言いながら涙ぐんだので、詳しく話を聞いてみた。私もしょっちゅう道場に行っているので、よく知っているのだが、EMIだってああだこうだと充分、いやそれ以上に言い返していたはず。それに相手はそんな悪い子じゃなくて、悪い気なども毛頭なく、ただ口から言葉が出ているだけで、EMIをどうこうしようと思っているわけでもない。だから、「対応の仕方をあなたが間違えているんじゃないの?」と少し詳しく対応の方法を話した。「そうかあ~」とEMIはしばらく考えていた。人間はひとりで生きているのではなくて、おたがいを見合って生きているので、相手に対して「いやだ」と思うときは、自分がそのいやな部分を引き出してしまっていることが多い。だからまず自分を見直そう、という対応の方法なのだが、さて、きょうの道場から実行できるかどうか。
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将棋部

2006-12-20 13:49:34 | 日常
将棋夢未来さんのところで、佐賀の将棋の日のアルバムが完成になっています。ぜひご覧ください。気球や多面指しなど、テレビで見られなかった画像満載です。トップがクリスマス仕様になっていて豪華!です。

将棋夢未来
http://open.sesames.jp/841019/html/_TOP/index.html

それからきょう銀行で宮日新聞を読んだら、県央の下の欄に学校対抗戦の結果が発表されていました。宮崎県学校関係の方はぜひご覧ください。

いつも行っている歯医者さんは都城西高校出身で、今回から学校評議員なのだそうだ。「評議員の校長面談があるので、なにか校長先生に言うことはないですか?」と聞かれたから「遠いのでスクールバスをお願いします」と言ったのだが、あとで「将棋部をつくってください」も言えばよかった、と後悔した。歯医者さんは、TABOがプロになったらスポンサーになってくれる、とTABOに約束してくれたらしい。だから、診察台に乗った私は「先生、プロになる前のお金がないのでそこもよろしく…」と頼んでおいた。しかしTABOはむし歯も多いし歯並びもよくない。歯医者さんとして宣伝するものがないじゃないか?と帰宅後私の話しを聞いた夫がつぶやいていた。確かに…。
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来年の目標その後

2006-12-19 09:41:36 | 日常
それにしても二人の来年の目標は無理だろう…。いろいろ考えて提案したとき、私としては「え~おかあさん、それは無理(爆)」というリアクションを想像していたのである。そして「やっぱり~(爆)」と私も笑って、「まあそれは無理にしても近くにはいこうかな、くらいの意気込みで」とおさめる予定だったのだ。しかしTABOは真剣な顔で聞いてひとこと「わかった」で終わり。EMIは「はーい」と笑顔で頷いて終わり。え?OKなの??とこちらの方が内心あせってしまった。EMIが5段になったところを見てみたい、想像つかないから…。TABOがベスト4になるところも見てみたい、県内将棋界ひっくり返る、だろう。しかしよーく考えてみると、去年EMIが将棋を始めたとき、翌年初段と誰が想像しただろうか。初めての教室で男の子相手に取った駒を駒台に盛り上げて「駒のバーゲンセール~~だけどもったいないから、アタシこれ使わない」と言っていたEMIである。だけど満石先生に「毎日10題詰め将棋を解いたらプロになれるって」と聞いてから、当時一手詰めからだったんだけど、毎日本当にそれを信じて詰め将棋を一日もかかさずに解いているEMI。真っ白の頭の中をどれだけ時間作りに苦労して将棋で埋めてきたか、高学年の授業内容と生活を考えると想像するにあまりある。どこまでいけるだろう。子どもたちが自分で自分の限界を決めてしまわないように。「私ってこれくらいで終わりかも」と簡単に思わないように。将棋の中身の深さをもっともっと追求できるように。ああ、きっとこれが私の来年の目標だ。
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来年の目標 EMIの場合

2006-12-18 09:35:06 | 日常
TABOに大変な大きなことを言ったあとで、次はEMI。EMIは大きすぎる目標は逆効果になるので、すぐ目の前にあることを言った。まず宮日の女流大会を目指して日々の努力を続けること。それから次は夏の中学大会に向けての準備。EMIは1つ1つの大会を着実にクリアして、そのための勉強を毎日続けることで気持ちが落ち着くはずだ。EMIは中学の間に5段クラスまで棋力をつけて、女流育成会に入り、女流棋士になる、という計画。しかし女流が独立するのでこれから体制も変わるだろうから、まず5段の力を目指してがんばれば間違いないだろう、と言っていた。しかしよく考えるとEMIの5段の力というのも大変そうだ。話しながら2人を見て思ったのだが、大きすぎる目標かな、と思われるものでも口に出して話し合うと、意外とやれそうな気がしてくる。それに、なぜか子どもたちが喜ぶ。TABOもEMIも無理かな、と思って言ったのに、その瞬間顔がぱっと輝いた。大きな可能性を話すことは子どもの重荷になるかと案じていたのに、気持ちの中に明るい光が灯ったみたいだった。人を育てるのは不思議なことがいっぱいあるんだなあ…。再発見だった。
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来年の目標 TABOの場合

2006-12-18 09:23:10 | 日常
学校対抗戦の行きの電車の中で、しばらく時間があったので二人に少し話しをした。まずTABO。今年本人が言った目標は「2段になること」だった。そして私から提案した目標は「大人の県大会に出るための支部予選に通ること」。当初どちらも不可能と思われたのだが、努力を重ねて今年TABOはどちらもクリアした。さて来年の目標。私からは課題として「大人の県大会ベスト4」を提案した。本来ならまず小学生名人県代表を目指すのかもしれないが、どうしてもそれを言う気になれなかった。TABOにはもっと大きくて遠い目標に向かってもらいたいのかもしれない。それからこれはきっぱりと言い渡した。「星子先生に実力で勝ったときに初めて奨励会の話を始めるから」と。星子先生というのは、現在宮崎県のトップレベルで、アマ竜王も宮日王位も赤旗も、とにかく全部県代表の実力者。TABOの奨励会宣言以来いろいろ考えたが、我が家の現状から考えると研修会もいけない、奨励会も本当にぶっちぎりに強くて、もうプロしかないと誰もが認める実力がないと受験させられない。小学生名人よりもハードな条件をクリアしないと進ませてあげられない。TABOはすごく真剣な顔で私の話を聞いていたが、ひとこと「わかった」と言って頷いた。それで私の方が心配になって「これは私の方の意見だから、違う目標がよければ言っていいんだよ」というと「やれるかわからないけどやってみたい」と言った。それで重ねて「星子先生に勝てるようになると思う?」と聞いたら「ううっ……わかんない、わかんないけどやってみる」とTABO。私は心の中で(絶対不可能と思うわ…自分で言っておきながら…ごめん)と思ったが、不可能な目標ほどTABOが燃えることを知っているので、もしかするとできるかも?と思ったりもしたのだった。
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