EMIとTABOの将棋世界

映画と海外ドラマの3行日誌。ネタバレしてません(たぶん)。ときどき辛口で失礼します。

夏休み最後の道場

2006-08-31 20:08:58 | 日常
TABOからのお願いは「夏休みの最後はお弁当を持って道場に朝から行きたい」。この日のために夏休みの最初からすごく勉強をがんばっていたTABO。願いがかなって、きょうは早くから一日中道場で過ごすことができた。思えば7月にオール学生大会で優勝してから、世界が一変してしまった。県内の大会もあまり出なかったのに、いきなりの全国大会。それから大きな熊本大会。トロフィー2つと楯1つとメダル2つと賞状5枚、色紙が4枚と扇子2本。これがこの2ヶ月におこったことだから、びっくりしてしまう。こんな夏は最初で最後だろう。来年から高学年の部になるので、当分全国大会はないだろうから。夏休みが終わるにあたり、TABOもEMIもこれから初心に戻って勉強し直すのだそうだ。ここで終わるのか、もう一段上がるのか、それはTABOとEMIの心がけ次第。ただ1つわかっていることは、何もしなくて強くなれるわけはない、ということ。2学期のTABOの決意は「先生の言うことをよく聞いて、強い大人に挑戦して、毎日かかさず詰め将棋をする」。EMIの決意は「棋譜並べを毎日続けて2学期中に初段を通る」。そして私の決意は「一日に人と一局、詰め将棋10題」。
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写真と大会

2006-08-30 20:42:11 | 将棋関連
こんなことになると思わなかったので、YOUも行かなかったし、私が持っていったのは倉敷で大量に余った写ルンです。レセプションでも、「さあここでは保護者のみなさんが前で撮っていいですよ」という場面でじーこじーこと巻いていたのは私だ。恥ずかしい。大会当日はフラッシュ禁止で、だけどとりあえず撮ったものの、一体なにがどう映っているのか。明日ドラッグイレブンに写真をもらいにいかなくちゃ。見るのが怖いけど。というわけで、下の写真はI君のおかあさんが撮ってくださった。もし私の写真も使えるのがあったら、後日アップします。
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ジャンケン将棋の深浦八段

2006-08-30 20:37:30 | 将棋関連
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深浦八段おめでとうございます

2006-08-30 20:35:44 | 将棋関連
JT飲料1年分!
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深浦八段勝利

2006-08-29 08:39:57 | 将棋関連
※勝利直後の深浦八段 写真撮影はI君のおかあさん

熊本県立芸術劇場は大きい。どの席もステージが見やすいようになっている。私たちがリハーサルに入ったのは9時半。すでに多くの親子連れや大人の方たちが順番を待って並んでいた。羽生三冠対長崎出身の深浦八段。うちも深浦八段を応援するために、最初から宿泊予定だった。深浦八段でなかったら、大会参加だけだったと思う。指導対局していただいた深浦八段。しかも相手は羽生さんで、しかも最近連敗している。どうしても勝って欲しい。着替えを終えたTABOと並んで対局を見守った。EMIは棋譜をとりながらの観戦。深浦八段は最初から優勢で、最後までそのまま勝ち切った。最後の方は深浦さんが扇子で顔を隠して、だけど見えてる顔の部分がうれしそうだったので、もう深浦さんが勝つんだなあ…と思った。負けました、と羽生さんが頭を下げたとき、なんだかとっても感動した。考慮時間の使い方がよくわかった。着物を着慣れないとだめなんだな、ということもわかった。二人とも盤面を読んでいる姿が凛として美しかった。終了後深浦八段が帰る観客全員と握手した。握手を待っている間に深浦八段から紹介のあった松山先生とお会いすることができた。満石先生と松山先生がここで会えたというのが当たり前のようでいてすごく不思議だった。深浦八段がひきあわせてくれた貴重な縁だ。松山先生には指導について伺いたい事が山のようにあったのだが、緊張してしまい、半分も聞けなかったかも。(またいつかお会いするときにお願いします) 帰りは先生にサービスエリアでショゥロンポウを買ってもらって、みんなで食べた。それから帰りの車の中で天空の城ラピュタの歌をみんなで合唱した。途中送っていった子の家にどやどやと上がりこんで、全員でトイレを借り、将棋までしてしまった。夢の中にいるみたいな2日間だった。ご面倒をおかけしてしまったみなさん、応援してくれたみなさん、本当にありがとうございました。
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決勝戦

2006-08-28 14:57:48 | 将棋関連
※着物に着替えるTABO 写真撮影はI君のおかあさん

相手は倉敷の2局目に対局した熊本県代表の子だ。二人とも早指しであっと言う間に終わったのだが、結構苦労して勝った相手だった。振り駒でTABOの後手。指し手の読みあげと大盤解説の声の中での3分の対局。ずっと互角だったのだが、受けなければいけないところで受けずに、攻めも追い過ぎて、負けた。まだまだ勉強が足りない。楽屋裏に行ったら、まず新聞のインタビューを受け、それから着替え。残念とか悔しいとか、私の中には何もなかった。ただひとこと。終わってよかった…。対局途中でトイレに行くこともなく、貧血で倒れることもなく、ちゃんと責任が果たせてよかった。ステージのTABOはカッコよかった。いやいや、4人ともとってもカッコよかった。倉敷のときには「ステージで指せたらよかったのに」と思ったけれど、いざそういう立場になったらえらく大変だった。見るのとやるのとは大違いだ。負けてよかった、とも思った。ここで負けたら強くなれる。きっときちんと受けるようになるだろう。攻めも切らさないようになるだろう。なにより、こんな大舞台で対局したら、有形無形の勉強を山のようにしたに違いない。15分の休憩の後に、羽生三冠対深浦八段の対局が始まった。
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当日

2006-08-28 14:47:53 | 将棋関連
※本番さながらのリハーサル 写真撮影はI君のおかあさん

リハーサルが10時からあり、迷路のような廊下を通って控え室に到着。楽屋裏が迷路なので、一日中どこかで迷い、その度に高学年代表のおじいちゃん(と呼ぶには若すぎるが)に助けてもらった。リハーサルは本番と全く同じ状態での通しリハ。読み上げや大盤解説、表彰式もきちんとあった。TABOたちは舞台袖から出てくるときに、立つ位置にしるしがあるので、そこをめがけて歩くためにリハも本番も二人とも下ばかり見て歩いていた。早いお弁当を食べてから着物の着付け。簡易だけれどきちんとした和装で、着たとたんにTABOの顔から血の気がなくなったので心配した。しかも対局前にはトイレがかかせないTABOなのに、もう行けない。行けないどころかしわが寄るので、本番まで座ってはいけない。足袋のこはぜが全部はずれてしまうので絶縁テープでとめてもらった。対局は3分の20秒。この時間設定を聞いたとき、ちょっとした前座と思ったのだが、リハーサルを見て、これはとっても責任重大な対局と知る。多分私も血の気がひいていたに違いない。
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レセプション

2006-08-28 14:40:15 | 将棋関連
翌日の決勝に出る、と決まってからはホテルニューオータニでの写真撮影、レセプション参加、当日は早く行ってリハーサル、という数分前には考えもしなかった予定が次々と組み込まれる。高学年で決勝戦に出る2人が宮崎県で、よく知っている子たちだったのが本当に幸いだった。もし誰もいなかったから、うちは路頭に迷っただろう。レセプションは7時から8時半くらいまで。別室で当日のことなどの細かい説明があった後で、子どもたちだけレセプション会場に入場した。見たらなんと先頭は羽生さんで、なんとTABOが横に並んで入っていくではないか。羽生さんとうちの子が並んで……ここら辺できょう一日の疲れと大会のパニックと想像もしなかった光景とで、私の頭の中はさらに満杯状態に陥る。少し時間差で会場入りしたら、立食形式で並んだご馳走がよくわからないものばかり。とりあえず子どもたちも刺身系とフライドポテトなどわかるものから取って食べていた。プロ棋士にはサインや写真を求めないこと、というのがあらかじめ注意されているので、とにかくひっそりと食べまくった。ジュースのみ放題の上にテーブルにあるペットボトル類は持ち帰り自由。こういうとき「はいから亭」のサラダ食べ放題で鍛えていてよかった、とつくづく思った。途中でTABOたちは壇上に上がりインタビューを受けた。会の終わりくらいにそっと抜けて、ホテルまで高学年代表のおとうさんに車で送ってもらった。TABOはお風呂に入りベッドに横になって1つ息したらもう寝ていた。
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決勝代表戦 EMI

2006-08-28 14:27:38 | 将棋関連
※ 羽生さんから表彰状を受け取る 写真撮影はI君のおかあさん

EMIのテレビを見るために、席を移動してプロフィールを書きながら、EMIを見守る。すると将棋スタッフの方たちから「あなたはあの女の子のおかあさんですか?」と声をかけられた。「あの子は強い。そして対局マナーが素晴らしい。もっともっと強くなりますよ。がんばってください」という言葉をいただいた。いつもはTABOにかけられる言葉だ。しかしこれはEMIのことなのだ。ライトが当たったEMIは幸せそのものの顔で対局していた。相手は宮崎県小学生名人。ずっと県でトップに君臨している優秀な男の子だ。テレビ画面で見る盤面は決して劣勢ではなかった。むしろ「EMIが勝っている」と、先生も将棋スタッフの方たちもおっしゃった。盤面の手がすごく早く動くようになって(2人とも時間切れが迫っていたそうだ)だんだんEMIの盤面が悪くなり、EMIは寄せきれなくて投了した。EMIの対局している顔を見ていたら、涙がなぜかどんどんでてきて困った。勝ってほしいとか負けたから悔しいという涙ではなくて、すごくうれしかった。突然EMIとお風呂の中で将棋について話し合った日々がよみがえった。負けて負けて、どうしていいかわからなくなって、悩んだEMI。「棋譜並べしてるけど私って強くなってるんだろうか」と悩んでいたEMI。倉敷で表彰される弟を見ながら、ずっと悔しさを隠して勉強を続けていたEMI。だけど今こうしてライトを浴びて対局できているじゃないの! しかも相手は県名人なんだよ。ここまで互角に戦えるなんて。がんばったね!EMI!! EMIは対局が終わってステージを降りたら私が号泣していたので、すごくびっくりして「どうしたの?おかあさん」と言った。低学年高学年8人勝ちあがった子たちの目の前で泣いたので、道場の子たちもびっくりしてこっちを見ていた。卒業式でも泣かないのにね…。私も自分にびっくりした。EMIの応援団はいろんなところにいたようだ。翌日関係者の方たちから「惜しかった」「残念だった」と随分声をかけていただいた。壇上のEMIはオーラが出ていた。また長い冬のトンネルの時期がきても、きっとがんばれるだろう。
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決勝代表戦 TABO

2006-08-28 14:10:40 | 将棋関連
決勝代表戦はライトの当たる壇上で行われた。10分切れ負けの時間設定。盤面はテレビ画面で見る。まず低学年の部から。先生に力づけてもらおうと思ったが、先生はみんなを連れて羽生さんとの記念写真に出かけていった。TABOの相手は、前日道場に来ていた同じ市内の友達(普段は別の教室)。落ち着いて指し、いつもの将棋で勝った。勝ったら明日着物着て対局じゃないの~~とかなりあせる。私の頭の中はパニック状態。TABOは終盤わりにじっくり時間を必要とするので、こういう短い時間の将棋は勝ちあがらないだろう、と思っていたのだ。予定としては大会後、友達の家族と熊本ラーメンを食べに行き、ホテルで一緒にまた対局をして、翌日はちょっと水前寺公園でも見て深浦さんを応援に、という心づもりだったのに…。保護者の私は呼ばれてプロフィールを書かされる。記入の欄に「身長と足のサイズ」があり、わからなくて先生に聞きに行く。先生もわかるはずがない。そうこうするうちに、EMIの壇上対局が始まった。
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決勝トーナメント

2006-08-28 14:03:50 | 将棋関連
EMIの決勝トーナメント。EMIが言うには「並べ方もちゃんとしていて強かった」そうだ。またまたすごいギャラリーで、その人垣の間からのぞいてみたら、将棋スタッフの方たちが感想戦で指導してくれていて、EMIがはあはあ息している後ろ姿が見えたから、負けたんだ、と思い、先生に「負けました」と報告に行った。そしてEMIのところに戻り「がんばったね」と声をかけたら、「うん」と言ってその席にまた座ったので「負けたんじゃないの?」と聞いたら、スタッフの人があわてて「この子勝ったんですよ」と言ってくれた。え~~??勝ったの~~??と先生に訂正の報告をしに行く。次は関西弁をしゃべる子だったそうで、四間飛車だったから右四間で勝った、らしい。というわけで、気付いたらEMIは決勝代表戦に残ったのだった。TABOは決勝トーナメントはシードで長崎県代表とあたり、なんとか勝った。升田式でがんがん攻めていたが、その後逆襲にあい、入玉した、とTABO。低学年は人数の関係で、これで代表決定戦に残った。
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熊本大会

2006-08-28 10:10:19 | 将棋関連
道場のみんなと初めてのJT杯。まず熊本まで先生の車で高速を2時間。途中TABOが「おなかが痛い」と言って車を停めてサービスエリアに駆け込む。大会の前はいつもトイレに駆け込む(別に具合が悪くなるわけではないのだが)。11時前に会場に着いたらすでに人の波。入口で他の車の分乗組を待っていたら、なんと深浦八段が会場入り。ちゃんとみんなの顔を覚えてくださっていた。大人は緊張のあまり言葉がでなくて、がんばってください、と言うのがやっとだった。さて、大会開始。とにかく参加者と保護者が多くて、ラッシュの中での大会、しかも対局時間設定が短い。こんなに人がいるのに、道場の子どもたち同士で当たってしまい、何組かつぶしあいになってしまった。残念…。そんな中道場からは高学年4人、低学年3人が決勝トーナメントに進出。最後の決勝代表決定戦では、8人中6人が宮崎県、そのうち道場からは4人進出、という夢のような結果が出た。行ってよかった…。
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結果

2006-08-27 21:54:12 | 将棋関連
ただいま戻りました。
結果は負けて準優勝でした。
まだまだ弱いです。
だけどまあいい将棋だったので、ほっとしました。
三股将棋道場で応援していた深浦さんが羽生さんに勝ちました!
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熊本の用意

2006-08-25 19:50:14 | 将棋関連
三股道場に来ていただいた深浦八段が対局される熊本大会。これは絶対見にいかないと! というわけで、今回初めてみんなで熊本に行く。先生に「荷物が多いからお宅まで車でいきます」と言われて、え?荷物?? しまった、何も用意していない、とそのとき初めて気付いた。従ってただいま大あわてで荷造り中。先生が引率してくださるので、安心していたが、考えてみたら私も行くのだ。大会の内容よりもまずは無事に着くことが第一目標。そのあとは子どもたちがなんとかしてくれることだろう。
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有段者とリーダーシップ

2006-08-25 08:18:00 | 日常
それにしてもきのうの決勝戦はよかった。途中棋譜をつけていた子がみんなを笑わそうとしてへんな顔をしたけれど、誰も同調せずに、全員でひたすら盤を見ていた。そのみんなの真剣な顔もよかった。もし自分だったら、と一生懸命読んでいたんだろう。棋譜が正確にとれていることを期待するが、なぜか負けた方の子が勝った、と記述されていたので、TABOが消して直していた。合宿はいろいろと考えさせられた。特にリーターシップについて。きのうの定跡研究でも、将棋を離れた花火でも、夕飯でも、リーダーシップをとっていたのは、有段者ではなくて、決勝に残った二人だった。そしてみんな自然とこの二人についていっていた。この二人はとってもいいコンビで、片方が走り過ぎると必ず片方が引き止める。なにより将棋に対してとっても前向きで研究時間が多く、そして裏表なく努力している。きのう決勝を見ていて、将棋の向上だけでなく、著しい人間的な成長を思い、なお胸が熱くなったのであった。将棋が育てた人間とも言える。三股将棋道場の小さい子たちは誰になんと言われてもこのままこの二人についていく。こういう流れは実に自然に出来上がるものなのだ。TABOもこの二人を見習って、陰ひなたなく地道に努力してほしい。それにしても有段とは何なのだろう。名と実とは何なのだろう。「…先生に怒られるようなことはしないでほしい。怒られているときに隣で指すのがつらい」と言ったのはTABO。先生の爆弾が落ちるときにそばにいる子たちはみんなきっと同じ願いのはずだ。
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