
(【読書録】そーなんだ!歴史編40)
英国国教会を起こしたヘンリー8世。「離婚したかったから宗教改革をした人だ」とだけ覚えていたが、折角宗教改革をしてまで離婚して結婚した人とも離婚して・・・と言う風に、結婚と離婚を繰り返した人だったとは、「そーなんだ!歴史編40」を読んで初めて知ったなあ。
まあ、何回結婚して何回離婚したかなんていう話は、教科書に載せるような話ではないかもしれないが、これをちゃんと書いてくれていた方が、その後のエリザベス1世前後のドロドロした王朝の様子をもう少し理解できたかもしれない。
ヘンリー8世は、数えてみると、6回結婚し4回離婚しているようである。そーなんだにはそこまで書いてないが、羅列してみると以下の通り。
1.キャサリン・オブ・アラゴン - 1509年結婚、1533年離婚
2.アン・ブーリン - 1533年結婚、1536年離婚(その後刑死)
3.ジェーン・シーモア - 1536年結婚、1537年死去(産褥死)
4.アン・オブ・クレーヴズ - 1540年結婚、同年離婚
5.キャサリン・ハワード - 1540年結婚、1542年離婚(刑死)
6.キャサリン・パー - 1543年結婚、1547年夫と死別
これだけ見てもドロドロなのだが、ドロドロ劇はヘンリー8世の死後も続くのである。ヘンリー8世のあとは、3のジェーン・シーモアが生んだエドワード6世が継ぐが、若くして病死。その後、1のキャサリン・オブ・アラゴンの娘メアリー1世(ブラッディ・メアリー) が即位。メアリー1世は、自分の母を離婚に追いやったアン・ブーリンの娘、エリザベス(後のエリザベス1世)を終生に組み続けるが、病死する前日にはエリザベスを後継者として指名した。
もう一人の有名なメアリーであるスコットランド女王メアリー・スチュアートはヘンリー8世の父親であるヘンリー7世のひ孫(ヘンリー8世の姉の孫)に当たる。メアリー・スチュアートはエリザベス1世の暗殺計画に加担したという理由で処刑されてしまうが、エリザベス1世の後に王位継承をしたジェームズ1世は、メアリー・スチュアートの息子だ。
王朝モノが好きな人は、こういう話、得意なんだろうなあ? 私は日本史でなら、こういう血で血を洗うような陰謀劇について比較的覚えていられるんだが、日本史の登場人物って名前があまりかぶらないでしょ? でもヨーロッパの歴史・・特に英国はメアリーだのキャサリンだの、ジェームズだのチャールズだのが多すぎるよ。同じ人でもスコットランドではジェームズ6世で、イングランドだとジェームズ1世だったりするでしょう?
ということで、後半はヘンリー8世とは関係なかったけど、もやもやとよく分かんなかったエリザベス1世前後の英国王室の血縁関係が何となく整理できた。一晩寝たら忘れているかも。
そういえば最近映画化された「ブーリン家の姉妹」の原作を買ってあるんだけど、ちょっと読んだだけで挫折していたことを思い出した。ブーリン家を軸に見た時は、ヘンリー8世との関係がさらにドロドロになるんだよねぇ。姉・妹・侍女・従妹入り混じってヘンリー8世を取り囲んでて・・・。「ブーリン家の姉妹」読破に向けて、再トライしてみようかな。
英国国教会を起こしたヘンリー8世。「離婚したかったから宗教改革をした人だ」とだけ覚えていたが、折角宗教改革をしてまで離婚して結婚した人とも離婚して・・・と言う風に、結婚と離婚を繰り返した人だったとは、「そーなんだ!歴史編40」を読んで初めて知ったなあ。
まあ、何回結婚して何回離婚したかなんていう話は、教科書に載せるような話ではないかもしれないが、これをちゃんと書いてくれていた方が、その後のエリザベス1世前後のドロドロした王朝の様子をもう少し理解できたかもしれない。
ヘンリー8世は、数えてみると、6回結婚し4回離婚しているようである。そーなんだにはそこまで書いてないが、羅列してみると以下の通り。
1.キャサリン・オブ・アラゴン - 1509年結婚、1533年離婚
2.アン・ブーリン - 1533年結婚、1536年離婚(その後刑死)
3.ジェーン・シーモア - 1536年結婚、1537年死去(産褥死)
4.アン・オブ・クレーヴズ - 1540年結婚、同年離婚
5.キャサリン・ハワード - 1540年結婚、1542年離婚(刑死)
6.キャサリン・パー - 1543年結婚、1547年夫と死別
これだけ見てもドロドロなのだが、ドロドロ劇はヘンリー8世の死後も続くのである。ヘンリー8世のあとは、3のジェーン・シーモアが生んだエドワード6世が継ぐが、若くして病死。その後、1のキャサリン・オブ・アラゴンの娘メアリー1世(ブラッディ・メアリー) が即位。メアリー1世は、自分の母を離婚に追いやったアン・ブーリンの娘、エリザベス(後のエリザベス1世)を終生に組み続けるが、病死する前日にはエリザベスを後継者として指名した。
もう一人の有名なメアリーであるスコットランド女王メアリー・スチュアートはヘンリー8世の父親であるヘンリー7世のひ孫(ヘンリー8世の姉の孫)に当たる。メアリー・スチュアートはエリザベス1世の暗殺計画に加担したという理由で処刑されてしまうが、エリザベス1世の後に王位継承をしたジェームズ1世は、メアリー・スチュアートの息子だ。
王朝モノが好きな人は、こういう話、得意なんだろうなあ? 私は日本史でなら、こういう血で血を洗うような陰謀劇について比較的覚えていられるんだが、日本史の登場人物って名前があまりかぶらないでしょ? でもヨーロッパの歴史・・特に英国はメアリーだのキャサリンだの、ジェームズだのチャールズだのが多すぎるよ。同じ人でもスコットランドではジェームズ6世で、イングランドだとジェームズ1世だったりするでしょう?
ということで、後半はヘンリー8世とは関係なかったけど、もやもやとよく分かんなかったエリザベス1世前後の英国王室の血縁関係が何となく整理できた。一晩寝たら忘れているかも。
そういえば最近映画化された「ブーリン家の姉妹」の原作を買ってあるんだけど、ちょっと読んだだけで挫折していたことを思い出した。ブーリン家を軸に見た時は、ヘンリー8世との関係がさらにドロドロになるんだよねぇ。姉・妹・侍女・従妹入り混じってヘンリー8世を取り囲んでて・・・。「ブーリン家の姉妹」読破に向けて、再トライしてみようかな。
その点、天皇は全部違う!
ただ生きている間は今上天皇としか呼ばれぬ、それでも死後の呼ばれ方を分かっているだけ、皇后よりはよいのでしょうか。
西洋史の同じ名前・・悩む人多いんでしょうね。日本史にはない、○○.Jr とか○○2世とかいう呼び名に憧れた時期もありましたが、今となっては紛らわしいばかりで。
ネパールの王族の、ビエンドラ、ディペンドラ、ギネンドラ・・・っていう言い方も覚えるの大変だし、カンボジアのジャヤバルマンン7世だのインドラバルマン2世だの・・・ボケ防止の為に、躍起になって覚えようとしたり・・・。
ほ さん、こんばんは!
きゃ、ロンドン塔へ行かれたことあるんですね。私はまだイギリスには行ったことがないのですが、ロンドン塔とか、マダムタッソー蝋人形館で再現されているとかいう処刑された人の生首とか・・・なんかコワーイシーンばかり思い浮かんできてしまって・・・。いつになったら勇気を出して行けるかしら。
わりかしおもしろかったな。
そうか、その手がありましたね。池田理代子さんの女帝モノでは、「女帝エカテリーナ」を読んだことがありましたが、確かに分かりやすくて勉強になったものです。
エリザベス1世の話は、映画などで採り上げられることも多いですが、何となく分かりづらいですね。池田理代子作品を読んで頭の整理をしてみるのもいいかもしれません。