さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

初級脱却 トランペット練習術 プロが実践する基礎トレ、裏ワザ満載 (CD付)

2014-12-28 23:16:19 | 読書録
中山 浩佑 (著)

これもちょっと前に買ってあったのだが・・ここに来て一気に読み進んだ。

内容的に非常に濃く、著者の誠意が随所に感じられる本である。

先日見た、奥山泰三さんのDVDも良かったが、これもイイ。二つともトランペット練習用の座右の銘にしたい感じである。

最初に読んでいて「あっ」と思ったのは、脇を適度に開くというものである。

楽器を持ってて、疲れてくると肘がわき腹にぴったりくっついてしまうことがある。そういうのはよくないんだなと改めて実感。太極拳教室でも、脇を適度に開かないと、気が流れていかないとよく注意されるが、ラッパも太極拳と通じてるんだな。

15分吹いたら10分休む・・・休んでる10分に別の音楽的な練習をしよう・・ソルフェージュの練習、好きなプレイヤーの研究、読譜、違う楽器を触って練習してみるなど・・とあるが、バイオリン・声楽・トランペットのサークル練習をしている私にとっては、自分の練習法が理にかなっていることを確信して安堵した。

片手でロングトーンの練習をするというのもへぇ~と思った。片手で練習すると腕に頼ることが出来ないので身体でバランスを取ろうとする結果、両手で吹いた時に余計な力を抜くことが出来るとか。

音楽的なロングトーンの練習として自分の好きなバラード曲を練習することも推奨している。最近購入したC管をつかって、昔声楽のレッスンで使った世界の愛唱歌集から音符の長めの曲をピックアップした曲を練習し始めたところなので、それも理にかなっているなぁと思った。

ミュートの紹介コーナーでは、買って来たミュートの手直しに始まり、トイレの芳香剤「リナジェット・エアフレッシュナー」を使って練習用ミュートを自作する方法、唇が切れてしまったときの対処法など、筆者の体験からくる様々なノウハウが凝縮されていて、とてもありがたい本だなぁと思った。
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