今夜は、焼鳥屋の兄ちゃんが、5本525円の焼き鳥セットに1本おまけしてくれた記念(多分確実に売れ残りそうだったからだと思う)に、またビールの話を書くよ。
っていうか、先日書いた世界のビールのお店に、毎週いりびたるとすると、冷蔵庫にたまっている外国ビールをどんどん消化しないとデッドストックになってしまうという危機感もあり・・・。
いやぁ、焼き鳥食べ食べ飲んだ、このビール、超ウマかったよ。私の数少ない経験からだから参考にはならないかも知れないけど、「ルビー」と名付けられたビールで、いままで外れたことはない!
さて、半分くらい飲んだところで、冷静になる。ラベルの中のこの人は誰?
上に Keizer Karel と書かれ、下に Charles Quintって書いてある。 Keizerって皇帝でしょ。じゃ、もしかして、もしかして・・カール大帝?
違うな・・と私の中のわずかな理性が打ち消す。だって歴史上名高いカールの戴冠って800年じゃん。「ヨーロッパの中世の始まりって諸説あるけど、とりあえずこれで覚えとけ! 800年だから覚えやすいだろ!」って、30年以上前に世界史の授業で習ったことを思い出すぜ! だがこのビンの上の方に1500~1558という謎の数字が記載されている。この時代のカールという名前の皇帝は・・・?
そらでヨーロッパの皇帝の生没年が分かるほど、私は歴史オタクではないので、観念して調べた。するとこの人はハプスブルク家の神聖ローマ皇帝カール5世(スペイン王としてはカルロス1世)のようだ。ちょうど生没年が1500-1558年で、ベルギーのゲント生まれで、メッヘレン育ち。ベルギービールの看板として使われるにふさわしい人だ。晩年は痛風に苦しんだというから、ひょっとしてビールの飲みすぎ?
では、名前が上下に二つ書かれているのは何故か? 調べてみると以下の通り。
「ケーゼル・カーレル Keizer Karel」(オランダ語)
「シャルル・クァン Charles Quint」(フランス語)
通販サイトなどを見ると、チャールズクイントって書いてあるよね。実はこのビールのラベルにもチャールズクイントと書いてある。このビールの正式名称をカタカナで語るのは難しそうだ。
ちなみに、原材料は麦芽、ホップ、オレンジピール。残念ながら私の舌ではこれぞオレンジピールというものは感じられないが、隠し味のような使われ方だろうか。ほどよい酸味にほどよい刺激。めっちゃ私好み!
☆ ☆ ☆
ということで、今夜はビールの味もさることながら、カール5世に迫ってみた一夜となったが、もう一人のカールであるカール大帝も猛烈なビール好きで、ヨーロッパの歴史を語る中でははずせない人のようだ。ローマ時代からワインに比べて下等な酒と言われ続けていたビールが、ゲルマン人の誇るべき酒になったのは、カール大帝のお陰らしいからね。
っていうか、先日書いた世界のビールのお店に、毎週いりびたるとすると、冷蔵庫にたまっている外国ビールをどんどん消化しないとデッドストックになってしまうという危機感もあり・・・。
いやぁ、焼き鳥食べ食べ飲んだ、このビール、超ウマかったよ。私の数少ない経験からだから参考にはならないかも知れないけど、「ルビー」と名付けられたビールで、いままで外れたことはない!
さて、半分くらい飲んだところで、冷静になる。ラベルの中のこの人は誰?
上に Keizer Karel と書かれ、下に Charles Quintって書いてある。 Keizerって皇帝でしょ。じゃ、もしかして、もしかして・・カール大帝?
違うな・・と私の中のわずかな理性が打ち消す。だって歴史上名高いカールの戴冠って800年じゃん。「ヨーロッパの中世の始まりって諸説あるけど、とりあえずこれで覚えとけ! 800年だから覚えやすいだろ!」って、30年以上前に世界史の授業で習ったことを思い出すぜ! だがこのビンの上の方に1500~1558という謎の数字が記載されている。この時代のカールという名前の皇帝は・・・?
そらでヨーロッパの皇帝の生没年が分かるほど、私は歴史オタクではないので、観念して調べた。するとこの人はハプスブルク家の神聖ローマ皇帝カール5世(スペイン王としてはカルロス1世)のようだ。ちょうど生没年が1500-1558年で、ベルギーのゲント生まれで、メッヘレン育ち。ベルギービールの看板として使われるにふさわしい人だ。晩年は痛風に苦しんだというから、ひょっとしてビールの飲みすぎ?
では、名前が上下に二つ書かれているのは何故か? 調べてみると以下の通り。
「ケーゼル・カーレル Keizer Karel」(オランダ語)
「シャルル・クァン Charles Quint」(フランス語)
通販サイトなどを見ると、チャールズクイントって書いてあるよね。実はこのビールのラベルにもチャールズクイントと書いてある。このビールの正式名称をカタカナで語るのは難しそうだ。
ちなみに、原材料は麦芽、ホップ、オレンジピール。残念ながら私の舌ではこれぞオレンジピールというものは感じられないが、隠し味のような使われ方だろうか。ほどよい酸味にほどよい刺激。めっちゃ私好み!
☆ ☆ ☆
ということで、今夜はビールの味もさることながら、カール5世に迫ってみた一夜となったが、もう一人のカールであるカール大帝も猛烈なビール好きで、ヨーロッパの歴史を語る中でははずせない人のようだ。ローマ時代からワインに比べて下等な酒と言われ続けていたビールが、ゲルマン人の誇るべき酒になったのは、カール大帝のお陰らしいからね。