２０２３年。私たちと新型コロナとの戦いはどのようなものになるのだろうか。中国での急激なゼロコロナ政策からの緩和で、今年のコロナ感染リスクが高まったことは事実である。中国からイタリアへの旅客機の乗客の内、５０%が陽性であったことは笑い話にもならない。厚生労働省によると、大みそかからの4日間で、空港検疫で陽性となったのは198人であったが、そのうち、中国人や中国滞在歴があった人は189人と9割以上に上った。問題はオミクロン株のままで流行しているのなら、世界はワクチンなどの対抗策をもって、通常の社会生活を行うことができる。だが、報道されているように、オミクロンの派生型などの変異株が主流になると中国で大爆発は脅威である。過去のパンデミック、スペイン風邪がほぼ２年で収束した経験から、今回の新型コロナも２年と予測したのだが、３年を経て、さらに拡大しつつあることに見えない不安を感じる。この３年間で、我々の失ったものはとても多い。私などはこの３年間で、体力も相当に劣化したのだ。家内とフランス旅行をともくろんでいたものが、この３年間で、気力も体力も落ち込んでしまった。期を逸したのだ。このようなことは社会のあらゆるところで起こっているに違いない。（くちなし亭、2023.01.05）
Y-FP Office Japan(http://www.y-fp-office-japan.jp)
