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インドの成功で、高額紙幣の廃止が続々、検討され始めた。

2017-07-06 11:05:15 | FP

インドのモディ首相は通貨改革を進め、昨年11月に500ルピー札と1000ルピー札を廃止した。目的はインドでの地下経済を無くし、税収など、円滑に進めるためであるという。インドはもちろん、特殊で、5億人の国民が銀行口座を持っていないとされ、多くの商取引は現金決済である。それだけ、タンス預金も多かったのだが、今回の改革で、交換対象であった紙幣の合計15兆ルピーのうち、12兆ルピーが回収された。残りの3兆ルピーは脱税発覚を恐れて、秘かに廃棄されたと政府は見ている。つまり、思いのほかにうまくいったのである。これによる効果はある。まず、現在、税収の拡大である。現在は所得税を払っているのは全国民の、わずか3%に過ぎないと言われている。マネーロンダリングや偽札横行の状態が回避される。何よりも、決済がクレジットカードなど、電子決済に移行する。つまり、取引の状況が補足しやすくなり、経済統計数字も実態に近くなる。インドでは、この改革で、またたくまに、GDPが急拡大するのではないかと言われている。さて、この利点は、新興国のインドばかりではない。だから、主要国も高額紙幣の廃止を検討し始めているのである。ヨーロッパでは500ユーロ札が、アメリカでは日常生活では使われない100ドル札が、日本でも1万円札の廃止が検討されているのである。(2017.07.06)

Y-FP Office Japan

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