我がマンションでも、携帯アンテナの基地局設置を提案した時に、健康被害への懸念が持ち上がった。調べてみると、構造的には、被害は起こりえないのだが、こればかりは見えない世界なので、何とも言えない。だから、我がマンションでは、継続的に因果関係のあるなしに注意していくことで、設置を決めたのであるが、私たちの周りには、目に見えない電波で、あふれている。微弱かもしれないが、あふれていることだけは事実である。昔は、携帯電波さえ、心臓病患者の前では危ないと危惧されていたので、病院やら、電車内でも、携帯の使用は制限されていた。そして、これも随分と緩和されてきたところを見ると、これらの電波がそれほど健康被害を与えないと分かったのか、あるいは機器が発達したのかの、どちらかである。さて、家中に、街中に、電波が満ち溢れているなかに、Wifiルーターによるものもある。わが家でも取り付けている。この電波も微弱である。微弱ではあるが、流れていることだけは事実なので、それを多数のアンテナで寄せ集めてみれば、部屋の中にあるものを画像化できる。つまり、盗撮できるのである。これは昔から言われていたことだが、Wifiの情報はブロックされていても、電波による室内の様子はブロックできないのである。このほど、Wifiからの信号を使って物体の姿を捉えることに、ミュンヘン工科大学の研究者たちが成功したそうだ。(2017.05.15)
Y-FP Office Japanのホームページ上で、「家計のキャッシュフロー表、自分で作成」コーナーを設けましたので、ご活用ください。
