世界的理論物理学者スティーブン・ホーキング博士は「今後100年の間に人類が滅亡する危険性が極めて高い」と警鐘を鳴らしている。原因は災害や核戦争、科学技術によって人類が滅ぶというものである。人類滅亡の危機はこれまでは核戦争というものがあった。地球最後の日までを概観的に示す「世界終末時計」は、これまで3分前とされていたが、トランプ米大統領の誕生に伴い残り2分30秒に短縮された。これは国家間の争いばかりではない。技術は飛躍的に進歩しているので、テロリスト集団とか、オカルト集団などが、安価で、小型化された兵器を、インターネットで、世界中の企業に発注できるようになったことも関係する。細菌学の権威フランク・フェナー博士は、人口過剰、環境破壊、気候変動のため人類は100年以内に滅亡すると予言している。これからの世界は都市化が進行して、狭い地域に、人が密集する。2050年までに世界人口の66%が都市部に居住するといわれている。抗生物質にも耐性がある細菌が生まれれば、パンデミックの発生は避けられない。これから爆発的に増えると言われる人口増も問題だ。今のままなら、現在の食糧事情では、全員を養うことは出来ない。かくして多くの学者が人類の滅亡を予言している。イギリスの哲学者ジョン・レスリーは、今後5世紀の間に人類が滅亡する可能性を30%、英オックスフォード大学「人類の未来研究所」は、2100年までに人類が滅亡する可能性を19%、英ケンブリッジ大学「絶滅リスク研究センター」の創設者の1人、マーティン・リーズ博士は文明が次世紀まで存続している可能性を50%と見積もっている。だが、まあ、これも予測である。例えば、食糧問題なども、現在は飢餓に瀕しているサハラ以南のアフリカだが、農業従事者は多く、品種などの改良が進み、自給率が高まることも、一方で、予測されているのである。(2017.05.13)
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