岡本ホテルグループが展開した「岡本倶楽部」は出資者から１００万円～１０００万円を集め、出資者に岡本ホテルグループが運営するリゾートホテルを利用してもらい、その利用頻度に応じて、５年後に返金を行うというもので、そのうたい文句は最低でも、出資金の８割は戻すというものだった。当初、この会員になった知人から自慢げに、この話を聞いた記憶がある。ざっくばらんに言えば、岡本ホテルグループは５年で４割の運用をお客様に約束したことになる。みそとなるのは会員が一人ではこれらの施設を利用しないということだ。それらの人たちからは通常のお金をとる。私の知人も自慢げに多くの友人を誘っていた。だから、相当無理な計画だなと思われたが、ある程度、会員を抑えて、宣伝効果に使えば、それなりに目的は達成されるのかなと思われた。しかし、昨日の報道で、実はそうでない事が分かった。違法集金は２００億円にものぼり、影に暴力団の存在もあって、そこに集めた資金が流れたと報道されている。もともと、私たちが騙されるのはこういったギリギリのプランだ。無理をすればなんとか出来そうだというものだ。でもそこに詐欺や暴力団への資金流出といったことがあるなどとは予想だにしていない。こういったことは正式にはリスクとは呼ばないものだ。
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