厚生省保険局調査課の推定によれば、日本人の生涯医療費の平均は2200万円だそうである。もちろん、私達は健康保険に入っているので、その全額を払うわけではない。仮に30%とすると660万円である。ただ、健康保険に入っているということは当然、保険料も払っているのでそれを計算すると、大学卒の人ならば、その生涯賃金から、1200万円ほどの保険料を払うと推定される。支払い分と保険料の合計が1860万円になる。この1860万円を35年間、1%金利で運用するとちょうど2200万円になる。けれど、サラリーマンの健康保険料の半分は会社が負担しているのだし、長期国債の金利は約1.4%だし、老後の保険料はこれとは別に、今はあの評判の悪い後期高齢者医療制度などでしっかり徴収されるのであるから、ずいぶんと効率の悪い制度のような気もする。
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