ある人の意見のうち、ひとつでも反論したくなるものがあると、その人を全否定してしまう傾向が私達にはあります。そして、論語も同じ傾向を持たれているもののひとつのような気がします。儒教というと古臭くて、カビが生えた感じがしますし、忠孝などと言う、とてもついていけない思想もあります。ただ、だからといって、そのすべてを否定するわけにはいきません。ここに、「これを知る者はこれを好む者にしかず、これを好む者はこれを楽しむ者にしかず。」という言葉があります。仕事の例をとれば、「仕事に精通しているよ。」と自慢する人は、「仕事が好きだよ。」という人には叶わないということです。また、そのような人たちも「仕事が楽しくてたまらないよ。」という人には及ばないという意味でもあります。日本の大企業を作り上げた創業者の多くが、この仕事が楽しくてたまらないという人たちでした。俳優たちも、その人達が大物であればあるほど、「楽しい」という言葉を口にします。楽しいから、その仕事に、昼夜を分けずに没頭できるのです。現代の子供たちがゲームに没頭するように、仕事に没頭することができるのなら、その仕事に大きな成果が上がることは間違いないところです。
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