団塊世代が定年を迎える時期に、大不況が来てしまった。日本経済はある意味、団塊世代のお金を当てにしていたのだが、年金問題や後期高齢者医療制度ななど、不安感をあおる政府の政策によって、お金の使い方がシビアになり、日本経済を立ち上らせる導火線になりきれて居ない。ただ、この自己防衛意識の高まりは老後世代の話かと思っていたら、どうやらそうでもないらしい。実は20歳世代の独身の若者の53%が貯蓄を増やしているのである。しかも年間所得が300万円以下の低所得者では、昨年は平均貯蓄額470万円から、54%も増えて、720万円にもなっているのである。若者達は体力とやり直しの利く長い時間がある。その若者たちがお金を使わなくなっているのである。何かに挑戦するとか、好きな自動車にお金をつぎ込むとかということをしなくなったのである。あまりに未来が暗いとか、面倒を見てくれる社会は過去の話で、これからはすべてが自己責任だと言う話に過剰反応しているようにも見える。これでは日本の経済市場はしぼんでいくばかりだ。
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