風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

腹巻、女を口説く!

2007年02月02日 | 出版
今日は空気が冷たい。オカッパ頭がしっかり耳を覆ってくれているけれど、髪の間から寒風が吹き込んできて耳がキンキンする。いつもより冷え込んだ壱岐坂を一気に上り出社。
メールチェックをしていると、腹巻オヤジがしかめっ面で出社する。昨夜から腰が痛むらしい。昼前には倉庫に残った返品を受け取りに倉庫会社のNTSさんが来る予定なので、腹巻オヤジと二人で外に運び出しておく。オヤジは腰を抑えながら、しんどそうに返品本を持ち上げていた。
「腹巻元帥、そんな無理なさらないでください」
「そうかい、マタンゴ君。じゃあ君は一人でこの返品の山をすべて外に出してくれるのかな」
「……。それはちょっと……」
話を聞くと、腰だけではなく全身不調のご様子。資金繰りが苦しく、ストレスのため体中に発疹ができてしまっているらしい。キヨーレオピンをお勧めしたが、おそらくオヤジが飲むことはないだろう。
ところでもし腹巻オヤジが体を壊したら、風塵社は一体どうなってしまうんだろうか。ただでさえ月々の資金繰りが厳しく虫の息状態の風塵社だ。今日だってDM用の80円切手一枚すら支給してもらえなかったほどである。
それにマタンゴは、まだ営業マンとしても編集人としても4分の1人前ほどの力(すらないかも)しかない。
一体どうなるんだ、我が社は。なんて、オヤジのヨロッと弱った姿を目の当たりにすると、いつもは考えもしないような不安が頭をよぎるのであった。

最近うかがってない千葉方面の書店へ行く。16時から打ち合わせがあるので、15時には社に一度戻る。オヤジと簡単な打ち合わせをして、企画書を持って水道橋のルノアールへ行く。今日の打ち合わせは、著者さんの女性Xさんを口説き落とすのが目的だ。先週一度マタンゴが一人で口説きにかかったのだが、ちょっと心が揺れたという感じで終わった。今日は強力な交渉人腹巻オヤジが攻めて攻めて攻めまくる!
ということで、新企画始動決定!『介助の現場から』(仮題)。Xさん、どうぞよろしくお願いいたします。本年5月刊行予定!


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