風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

あきやま先生、「朝日」夕刊に登場!

2007年02月01日 | 出版
今日はシリーズ7冊目となる『うたうぬりえ帖3月』の見本が製本所から届くので、早めに家を出発する。眠い目をこすりながら壱岐坂をあがると、すでに製本所のワゴンが倉庫前に止まっていた。急いで越後堂製本のNさんと一緒にワゴンから見本を下ろす。最後にカバーの余り紙で作っていただいた新しい名刺を束でドッサリ受け取ったところに、オヤジがひょっこり出社する。
見本を受け取った後は、取次へ新刊の配本部数交渉に出かける。今回はオヤジと分担せず、マタンゴがすべてまわってくることになった。
まずは歩いて御茶ノ水にある日販にうかがい、総武線で飯田橋駅へ移動してトーハン、太洋社、大阪屋の順でまわる。
大阪屋の仕入窓口担当者さんが『うたうぬりえ帖3月』をパラパラめくって中身を確認しながら、「1976年3月30日パレスチナ全土でイスラエルへの抗議デモが広がり、この日を「土地の日」と命名、ですか~。またシブいとこついてきますね~」と楽しそう。
さらに、「1957年3月25日河出書房倒産、ですか~」と苦笑しながら読み上げる担当さん。
実は『うたうぬりえ帖』新シリーズの「その日の出来事」部分は、腹巻オヤジの好みに合うようチョイスされているので、ナニかに偏っていて妙に面白いのだ。しかし、気をつけて選ばないと、校正作業の段階で「こんなツマラン出来事を載せやがって」とオヤジにガミガミ怒られ、直されてしまう。天皇を賛美するような内容は、特に厳禁。『うたうぬりえ帖』には、ここだけ風塵社の趣味が入っているのだ。

すべてを回り、社に一度戻る。P舎営業部長に、「あんまり遅いから迷子になったかと思った」といわれる。貧乏風塵社のため、電車賃を浮かせようと歩いて戻ってきたのが原因だ。朝から足腰のいい運動になった。

午後からは営業のため、大宮方面へ移動する。今日は新しい名刺をたっぷり持って、さいたま新都心、大宮、北与野、与野本町の書店にうかがう。

『うたうぬりえ帖』シリーズ著者のあきやまみみこさんが本日の朝日新聞夕刊「テークオフ」欄で紹介されました。ぬりえについて「私の表現のすべてではなく、一部として大事にしたい」というお言葉が素敵です。みなさん、ぜひお読みください。腹巻オヤジは、「この写真は、写りを気にしているから眼のうえが青いなあ」と、どうでもいいつっこみ。なんて言いながら、昼過ぎに近くの新聞販売所まで走って、2部買ってきたそうだ。それはともかく、あきやま先生、名刺のイラストありがとうございました!

画像は、あきやま先生が紹介された本日の夕刊とできたてホヤホヤの『うたうぬりえ帖 3月』。


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