風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

傘がない

2008年04月10日 | 出版
「大阪書籍」が民事再生法申請(産経新聞) - goo ニュース
負債総額52億ですか。冗談抜きで、たいしたものです。

昨夜は近くのカレー屋で晩飯を食べたあと、M印刷の請負仕事に勤しもうとする。ところが、ややこしい家系図作りなるものにぶち当たり、うんざり。どう作るのが一番楽か、しばし思案に明け暮れているとすでに21:00。そこにF社社長が顔を出す。うんざりしていたところなので、ついつい飲み始め、結局23:00まで酒を飲んで終り。無駄な時間であった。家に帰ると、カレーの作り置きが待っていた。またカレーか、と思わなくもない。
今朝は雨がシトシト降っている。おかげで目が覚めない。酒も少し残っている。7:00に起床し、カレーを食べる。美味しい、美味しいと食べないと妻の機嫌を損じ、生活保護を打ち切られる虞があるので、とにかくセッセコ腹の底に収める。食べ終えてから、また布団のなかにUターン。9:00過ぎにようやく起き出し会社へ向かおうとするが、傘がない。タイミング悪く、全部会社に置きっぱなしとなっていた。ビニール傘を買うのも嫌なので、小雨だからまあいいやと最寄の地下鉄の駅へと向かう。途中、20代と思しき白人男性とすれ違うが、彼も傘をさしていない。ところが雨なんて降っているの?というような顔つきで堂々と歩いている。こいつは英吉利人か?こちらは濡れていやだなあと猫背になりながらチョコチョコ小走りに進んでいるわけなので、文化のちがいとはこういうことなのだと実感した。
池袋の丸ノ内線で、版元MのS氏と遭遇する。Mという版元は12時間労働が当たり前という過酷な会社であるが、S氏は最近子供ができたので、20:30にはあがらせてもらっていたと。それがここのところ21:00になってしまい、どうやらそのうち元にもどりそうだと嘆いていた。零細企業の労働状況はどこも過酷である。本郷3丁目の駅に着くと、雨はだいぶ小降りになっていた。

10:00前に会社に着くと、E製本の社長が顔を出されている。まだ発注書を送っていなかったことを思い出し、あわてて書き、E社長に内容を確認していただく。次に、P舎Kさんに複雑な図をイラレで書く方法をご教授いただく。矢印のつけ方にこんなに簡単な方法があったとは知らなかった。フィルタのスタイライズに矢印という項目があるのね。そもそも昔のイラレって、線を引くときに長さの指定ができなかったから、補助線を別に引いて、目見当で長さを合わすしかなかったので苦手だった。組版ソフトだと数値入力で線の指定をすることができるのに、どうしてお絵描きソフトだとできないのかはなはだ不思議であったわけであるが、最近のヴァージョンは、ようやく数値入力で指定できるようになっている。おかげでチョチョイのチョイチョイとM印刷の仕事を終わらせたいが、なにせ膨大な図表の山が待っているのでうんざりなのだ。
そこにP舎大大社長がご出社。JRは中央線も京浜東北も止まっているようだ。P舎は「本日JR使う奴は営業中止」とのお触れである。
中央線、午後3時に運転再開(朝日新聞) - goo ニュース
ようやく家系図を作り終えたところで、お昼にする。昼食後、Y印刷から届いていた『CMクリエイティブ論』の出力の確認。さすがは技術のY印刷である。印刷したら厳しそうな画像をそれなりに修正してくれていた。最悪、Y印刷にどうしようもないのを再スキャンしてもらおうと資料を預かったままにしておいたが、なんとか行けそうである。E製本に日程を確認すると、16日に印刷物が届けば、23日の午後見本を届けられるとのことである。どんな仕上がりになるか、いまから楽しみだ。

さてそこで、ようやく決算をなんとかしなければならない。ということで、最近ひっくり返していたもののまとめに入る。お世話になっているN税理士事務所は、親切・丁寧・低価格とそれだけでも感謝感激なのに、さらに優しくこちらの不備をご指導していただいている。特に今年のように余裕がなくグチャグチャ状態でも、明るく迅速に処理してくれるから、本当に助かる。10年ほど前にも恐ろしい年があったが、無事に税務申告を済ませていただいたことがある。
そこで取次への請求書や取次からの計算書、各業者さんからの請求書と領収書などをクリップで留めていると、R社M社長から電話が入る。話していたら、細かい領収書が風にあおられて散らばり始めた。あわてて電話を切って、再整理。17:00、本日発送する分の片付けは終了。銀行口座の入出金くらいは、エクセルに入力しないといけない。ところが1カ月前の1万円なんて、なにに使ったか覚えていないから困ってしまうのである。

E堂製本のN氏に電話をするが、なかなかつかまらない。彼と連絡が取れ次第、飯でも食べて後半戦に入るか。

4人の死刑を執行、鳩山法相の就任後4か月で10人(読売新聞) - goo ニュース
鳩山なんかに殺されたかたがたのご冥福をお祈り申しあげます。

アーロン収容所―西欧ヒューマニズムの限界 (中公新書 (3))
会田 雄次
中央公論新社

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2008-04-11 10:10:03
"鳩山なんかに殺されたかたがたのご冥福をお祈り申しあげます。"
犯罪者に対してよりも、そいつらに殺された被害者の冥福を祈るべきでは?
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そうですね (腹巻)
2008-04-11 12:06:56
被害者のかたのご冥福も、同時にお祈り申しあげます。
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