風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

風塵社的昼飯事情

2011年02月14日 | 出版
しかし金がねえなあ。クソッ!まいった。ぼやいていてもお金が天から降ってくるわけではないけれど、ボヤキとため息しか出てこないねえ。友人のオッサンが、商売がどうしようもないんだから、とにかく大きな声を張り上げて空元気を出すしかないだろと言っていたけれど、そのうち、声も出なくなっちゃいそうだ。ダメ菅では、やっぱり景気対策なんて無理であったか。といって、自民党でも景気対策なんて無理なことは歴然としているわけで、こうなると小沢新党に期待するしか選択肢は残されていないのだろうか。
こちらは、いまだに1月の資金繰りが残っていて、そのクリアができていない。そのうえ、今月は弊社の決算月なんだねえ。どうせ今年もろくな数字にならないだろうから、まったくもってやる気がわかない。そのくせ、重税だけは課せられてしまうのだから、世の中の仕組みがおかしいというものだろう。小沢新党に期待するくらいならば、やはりここは、爆弾でも作って革命でも起こすしかないのかな。それにしても金がなさすぎて腹が立つ。
そんなある日、妻に泣きついて会社用に炊飯ジャーを購入していただいた。ところがしかし、炊くお米を買う金がない。財布の中に漱石の一枚も入ってないというのはつらいものだ。しかし腹は減る。しょうがないから、近くのコンビニでパスタを買ってきて、社内の電子レンジでチンをしてから食べようとした。そこでフォークを取ろうと、棚に無造作に置いてあるプラスチックのフォークに左手を延ばしたら、右手に持っていたパスタがズルッと床にこぼれやがる。
瞬間、何が起きたのかを理解できない。ようやく事態を飲み込んでから、まずはトレイのそこに残っていた1/4ほどのパスタをズルズルと食べる。ようやくというか、すぐにというか、残ったパスタは我が胃袋へと消えていき、床とゴミ袋のうえに散乱した大部分のパスタを見下ろすことになる。あまりに悲しすぎて涙も出てこない。ため息をつきつつ、汚してしまったところの掃除。もったいねえなあと思いつつも、こぼれたパスタはそのままゴミ袋へ。ウ~ン、腹へったあ。労働意欲などというものが当然わくわけもなく、そのままヨガマットを敷いてしばし休憩することになった。無惨なり、わが昼食。それとも、嗚呼無情か。
で、再びそんなある日、救援連絡センターS氏から、家に余っていて捨てようかと思っていたという食器類がドドーンと、段ボール一箱分届いた。ありゃあ、こんなにどうするのよと思いつつ箱を開けてみると、徳利なんか二本も入っている。おいおい、わしは日本酒はあんまり飲まないんやけど。そのうえ、お燗なんてしたこともないっちゅうの。これは困ったなあと思わなくもない。これ以上広げると、かえって手に負えなくなると判断し、少しばかり出してみたものを、全部元通りにしまいなおす。ちょうどそこにS氏から電話がある。
「ああ、腹巻君。荷物、届いた?」
「いやあ、ごめんなさい。せっかく送ってもらったのに、あまりに多すぎるのでこっちで少し処分しちゃってもいいですか。徳利とか使わないし」
「あっ、そうなの。どうせ、お酒は飲むんでしょ」
「日本酒はあんまり…」
「まあ、いいよ。こっちはだいぶ片付いてせいせいしているよ」
オイオイ…。
どうせ16日に会う予定だし、そのときにまた相談させていただくことにしよう。
で、三たび、そんなある日、ようやくお米を5キロ買ってきた。千葉のふさおとめなる銘柄である。このお米を選んだ理由は、一番安かったからで、それ以上でも以下でもない。早速、炊飯ジャーで炊くことにする。お米をセットしてから、近くのスーパーにおかずを買いに行く。刺身を見ると、しめ鯖が298円で売られている。並んでいる中で一番安かったので、それとインスタントのみそ汁と納豆を買って会社にもどる。将来的には、昼飯の原価を200円まで下げたいものだ。
しかし、それよりもなによりも、米がなかなか炊き上がらない。1合しか炊いてないんだから、サッサとしろよと機械にどついてもまったくもって詮方なき次第である。ネットで囲碁の観戦をしながら、ひたすら炊き上がりを待つことにする。これからは、出社したら炊飯ジャーのセットをまず最初の仕事にすることにしよう。そして待つことしばし。ようやく炊き上がったので、しめ鯖をおかずに昼飯。みそ汁代、米代込みで、350円ほどだろうか。近くで350円の弁当を買ってくるよりも、お米を炊いた方がおいしいぞ。近々、魚焼網も購入したいところであるが、その金もないぞ。クソっ。

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