風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

『ぼくはオンライン古本屋のおやじさん』増刷決定!

2007年07月10日 | 出版
といっても、風塵社版の話ではなく、筑摩書房の文庫版が増刷される模様。トロさんおめでとうございます。この追い風が「ぶらヂン」にも吹いてくれるとうれしいな。

昨晩は三崎町の酒屋「いせう」でワインとつまみを買い、打ち合わせのためI先生の研究室にうかがう。アイディアは白い机から生まれるとのことで、I研究室にはプレーンなデスクが置かれていた。P舎に間借りしている風塵社の机はネズミ色。しかも、整理整頓が苦手なので、いつも大変荒れている。これではいけないなと、I先生の研究室を訪れて思った。I先生は現在大学で教鞭をとっているが、もともと広告クリエーターとして活躍されていた。学生時代19歳のころ「クイズダービー」(当時TBSで土曜午後7:30分~放映)のADをされていたそうなのだが、ある時ポンッといいアイディアが浮かび担当の放送作家に提案したところ採用され、それ以降はアルバイトではなく放送作家の扱いになり、黒塗りの車が自宅まで送迎にやってきたそうな。次から次ぎへと飛び出す業界話に息つく間もない約4時間となる。帰り道、オヤジが急に「うう、気持ち悪い」といい、ゲエゲエ吐き始める。資金繰りの苦労が絶えないオヤジの胃と腸が限界まで来ているのがわかる。「それでも出版続けるんですか」と聞くため近寄ると、食べたばかりのポテトチップスのニオイがして、マタンゴももらいゲロしそうになる。せっかくいい話がまとまったのに、最後は吐き気との闘いとなるとは。I先生、タイトなスケジュールですがどうぞよろしくお願いいたします!

今日は『うたうぬりえ帖8月』の見本があがるため、9時前に出社。すでにP舎大大社長が出社されていた。雨が降っていたので急いで越後堂製本のNさんと倉庫に運び入れる。Nさんと12日に見本があがる予定の『それぞれのファン研究 I am a fan』の搬入について打ち合わせをする。

9時半頃、もやしで食中毒になり昨日欠勤したP舎I君が出社。ちょっとヘンな味がしたけれど気にせずに食べたら、腹を壊してしまったらしい。入社以来一度も休んだことがなかったI君を苦しめた食中毒。この季節、ナマモノには気をつけなければ。

『8月』の見本を抱え取次各社をまわる。これでいよいよ1年分の全12冊が揃うことになる。その12冊を入れるケースも、近々出来予定。今年の敬老の日のプレゼントには、ぜひ『月別うたうぬりえ帖セット』(本体価格14400円也)を!

14時ころ、吉原印刷のFさん来社。昨晩話がまとまったI先生の本の進行について打ち合わせをする。その後、ツカサのウィークリーマンション代表の川又三智彦氏が計画している「昭和30年代村」の全容と川又社長の経済に対する熱い思いが込められている『再チャレンジ宣言』のカバーデザインをデザイナーさんから受け取るため神田駅へ向かう。はじめて会うかたなので、先に電話で自分の風貌をお伝えすべきだったと後悔する。大体において声と容貌は一致しないものなのだ。
『再チャレンジ宣言』は、8月初旬には書店店頭販売予定です。こちらもぜひ!

社に戻ってから『8月』の出荷準備をする。

ぼくはオンライン古本屋のおやじさん

筑摩書房

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