風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

2000字

2009年05月27日 | 出版
まいったな。本日は何も書くことが思いつかない。といって、会社が明日不渡りを出すということではないので、ご安心を。しかし、本当にな~んにも書くことが思いつかない。この状態は久しぶりである。
ということで、よく人から「毎日毎日よくブログを更新してますよねえ」と聞かれることが多いので、それに答えておくと、ただの強迫観念としか説明のしようがない。更新しないと風塵社がつぶれちゃったのではないかと、勝手に思い込む人が多いので、世間に潰れたと思われたくないから、更新してしまう。それが強迫観念とわかっていても、更新しないと落ち着かないのでついつい更新してしまう。
次に、「よくそんなに長い文章を書いている暇がありますよねえ」とも聞かれる。それは単純明快で、仕事がなく、暇で暇でしょうがないから。というのは、もちろん、冗談で、このブログを書いている時間は1日のうち45~60分ほどである。それも、まとまった時間として45~60分を取っているわけではなく、だいたい朝一の作業として「昨夜も酒を飲み~」と書き始め、別の作業。一段落したところで、「ヌボーと起き出し~」と書き続け、夕方くらいに「仕事が嫌になって囲碁に励むことにする」と愚痴を綴ってだいたい終わり、というのが通常のペースである。ところが本日は、なぜかその通常ペースから逸脱してしまい、突然、一から書き起こそうとしているので、何も書くことが思い浮かばない。まるで、小学校の作文のお時間みたいだ。
似たような質問に、「毎日、よく書くことがありますよねえ」とも言われる。誰の日常もそうだと思うが、特筆すべきようなことが毎日毎日起きるわけがない。小生もそうなので、書いている内容は毎日似通っていると思う。本ブログのキーワードである、「二日酔い」「資金繰り」「仕事がいや」「囲碁」の組み合わせだけで、ほとんどが成り立っていることだろう。自分で書いている文章を今さら検証する気にはなれないので、どなたか検証してみてください。
その裏返しのような発言になってしまうが、小生も一応出版業者なので、駄文を書くことはそんなに不得手ではない。中身のある文章を書けといわれるとチト困ってしまうが、中身のない文章ならば、ある程度は書き連ねることはできる(もちろん限界はある)。また、プロの書き手ではないので、流麗な文体を意識しているわけでもない。一応、字数としては2000字を目標に書いていて、通常のスタイルならば、それほど苦しむこともなくサラサラと書いている。ようやくここで1040字。ちなみに、字数計算はWORDの文字カウント機能による。
駄文を書くことは不得手ではないと、ついつい偉そうに書いてしまったが、といって、プロの書き手のレベルに自分があるとは思っていない。思っていたら、その道に進んどるわい。なんと言っても、ストーリーテラーの能力がなさ過ぎる。そのため、毎日、同じような話になってしまう。それと、文章にパンチというべきか、セクシーさが乏しい。
実は、小生の弟が文章のうまい奴だった。こいつとはもう十数年会っていないので、もう死んでいるのかもしれないが、ガキのころ、弟の書いた作文を読んでびっくりしたことがある。読み手を引き込む文体のリズムが、小生とはまったくちがったのだ。どういう内容だったのかすっかり忘れてしまったけれど、幼いガキの作文であるから、語彙も内容も貧弱なものであっただろう。ところが、読み手をグイグイ引きこんでしまうので、こういうのを才能というんだな、とガキながら感心してしまった。
こいつとは兄弟仲が悪いのでいまさら会いたくもないが、ある才能を持った人には苦労もせずにできるレベルに、一般の人は努力しても到達できないんだなと、つくづく感じ入った。お勉強ができたり、知識が豊富であっても、文章がうまくなるわけではないのだ。
もう一つトラウマ的なことを書いておくと、小生が高校生のとき、自分なりには手ごたえのあった国語の試験がまったく評価されず(つまり点数が低く)、できなかったと思った試験が高得点となることが、しばしばであった。それ以来、自分の中の何が評価されているのかさっぱりわからなくなり、点を稼ぐためにどう媚びたらいいのかを考えざる得なくなった。考えてもみよう、高校国語のレベルの読解なんて、主観以外のなにものでもないではないか。その主観が評価されないとき、どうすればいいのだろうか。
その悩みは現在進行形の悩みで、現在の場合は、マーケットが評価してくれない(または評価してくれる)ことに、苛立ちを覚えてしまうわけで、高校生の悩みなんて浅いなあと思うしかない。ここまで駄文を書き連ねたら、ようやく1890字だ。
何を書こうかと悩み始めてからすでに2時間が経過し、ビール1缶と焼酎1杯がすでに消費されてしまった。まったくもって時間の無駄としか言いようがない。実は、午前中からお金とは無縁なある原稿をずっと書いていて、それで疲れてしまった。内容も、小生の苦手とする物理・化学系のもので、PV=rTなんて公式を何十年ぶりに目にした。
そうこうするうちに字数が2000字を越えている。わが身の駄文を書く能力の高さを自分でほめておいて、本日はおしまい。


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