風塵社的業務日誌

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蒸し暑い

2009年05月12日 | 出版
昨夜は、秋葉原UDXビルまで、東京ディストリビューション・オブ・コンテンツセミナー(TDCS)主催の、三崎町のIさんの講義「CMライン/CM制作論」を聞きに出かける。ちなみに、この東京ディストリビューション・オブ・コンテンツセミナーなる怪しげな団体は、公安警察にもマークされているカルト教団という噂も流れている。いつのまにか小生もその信徒とされてしまい、なぜか講義の最初の2回までを参加しなければならないそうだ。
まだTDCSの宣伝が浸透していないせいか、今回のIさんの講義を受講したのはほとんどがIさんの知っている人(小生も含め)で、早速Iさんからのアンケートに答えることになる。そこで、以下のように書くことにした。
 Q1 あなたにとって広告とは何ですか。
 A1 TVCMに限定すると、チャンネルを切り替えるタイミングであり、また、こちらのチャンネルを切り替えるもの。
 Q2 今年放送されたTVCMの中から、好きなものを3点選び、その理由を記せ。
 A2 ごめんなさい。今年に入って見たCMが思い出せないので、印象に残っているもの。ソフトバンクの犬の父さん(好きではないけど話題作)。缶コーヒーBOSS(トミー・リー・ジョーンズの困った顔)。地デジ(草君、カムバック!)
と、答えてはみたけれど、そのうえテレビ番組分析の本も出しているのだけれど、意識的にテレビを見るのは、ニュースと囲碁の時間くらいなものなので、テレビの話題は弱いんだよね。
肝心の講義の内容は、クローズドなものであるから、この場でオープンにするのはやめておこう。毎週月曜日、18:50~20:20に計10回、このCM論の講義が開かれる予定なので、特に、そっちの業界に行きたい学生にしてみれば、必聴です。
講義のあと一度会社にもどり、荷物を降ろしてから帰宅。暑い一日であった。

本日起きると7:00を回っている。なんだかすでに暑い。せっかく弁当箱を買ったのに、弁当を作ろうなんて意欲が本日もわかず、フラフラと家を出ることにする。本日、社内にうず高く積まれた返品の山を倉庫会社に持っていってもらおうかと予定していたのであるが、空を見上げて止めることにする。しかし本日は返品だ。会社に行くのも気が重い。
9:45出社。早速、E堂製本N氏に電話し、今日は中止にしましょうと電話。そこに、大阪屋からの返品が届きやがる。出荷を終え、大阪屋の返品伝票の入力を終えて、今日はここまでかなというところにトーハンから返品。げっそりしていると、紀伊國屋新宿南店のYさんから、『ポピュラーTV』の補充注文の電話が入る。「この2週間ほど、売れ行きがいいですよ」と言われて、ようやく機嫌が回復。パブ情報を全く知らないけれど、どこかに書評でも出たのかなあ?
そこに、あきやまさんからメール。某ラジオ番組から、『著名人のお墓を歩く』で出演依頼が来たそうだ。しかし、「お墓の専門家」ではないし、どうしましょうかということ。すぐさま電話を入れて相談。とりあえず、また霊園散歩に行こうということになる。ここに来て、再びハカボンに波が来ているのかな。フ~ム、このあとの展開をどうするか、いささか悩む。
午後、とにもかくにも本郷税務署へ。地下の特別室に連れて行かれ、「貴様は、陛下のご高恩をどう考えているのか」「天皇陛下に申し訳ないと思わないのか」「この非国民め!」と、大男数名に囲まれて責められる。最後は御真影に土下座し、これまで非国民で不逞中年であったことをお詫び申し上げ、ようやく解放される。本日から「教育勅語」と「軍人勅諭」を暗記することにしよう。「朕惟フニ我カ皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニヲ樹ツルコト深厚ナリ…」。
帰りがけに、ラーメンを食べてからもどる。いささかこちらも疲れたので、当然、囲碁。やれやれと、M印刷さんの仕事に入ることにする。途中、問い合わせの電話が入る。「江東区の者なのですが、『ポピュラーTV』という本はどちらの書店さんで売ってますか?」「東京駅まで出てもらえれば、どこの大型店でも扱ってますよ」「やはりそこまで行かないとダメですか。実は、息子に頼まれて」ハァ?息子?「息子さんはどちらですか?」「水道橋なんですが」ハァ?水道橋ということは三崎町のKYさんのところ?「それなら、神保町の大型店に行かれれば置いてますよ」。
な~んだ。息子に頼まれた母ちゃんが、わざわざ出版社まで電話をして来るんだ。ところで、どうやって弊社の電話番号を調べたのだろう。本を持っていれば奥付に出ているけれど、本を入手する前なのに。しかし、いずれにせよ、この学生は落第だな。
しかし、そういうわけで、M印刷さんの仕事がなかなか終らない。木曜日までに、朱を直して索引を拾い上げてくれということであったが、とてもじゃないが間に合いそうにない。ということで、M印刷Sさんに、「とてもじゃないけど無理です」と電話。明日は、かなり作業を進めたいものだ。しかし、蒸し暑い。
ということで、本日もTDCSの講義を聞きに出かける予定。
著名人のお墓を歩く―谷中、染井、雑司ヶ谷編
あきやま みみこ
風塵社

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