ピカソ・マニマニア

ピカソの91年を 詩にしました。
カテゴリーのピカソを クリックして下さると 嬉しいです。

森山未來さん カフカ”変身”

2010-08-25 22:57:44 | 観劇


8月13日にNHK教育TVでカフカの"変身”の舞台中継が放送されました。

3月にパルコ劇場で上演されたものです。


私的には普通 TVの舞台中継は一度実際に観た物でないと面白くないので見ないのですが、森山未來さんが主演ということで チャンネルを合わせました。

面白かったです。

ダンスが抜群に上手いと友達に勧められて 昨日の市川染五郎さんのブログでも書きましたが 2008年の 劇団☆新感線の舞台 ”五右衛門ロック” で初めて彼を見た。 その時 只者ではないと実感してはいましたが。

身体が柔軟でダンスが 他の人と違う。
どう違うかというと 彼のダンスだけ球体で 回っているようだ。


舞台装置は 主人公ザムザ(森山未來)の部屋を表す 鉄パイプのみ。
パイプにぶら下がったりして 全くの扮装なしで 虫になった自分を現すのです。

本当に虫に見える。

この方、何にでも変身できそうな 身体能力の高さ、表現力です。


物語は 父親の借金のかたに 一時の休息もなく生地のセールスマンとして働く主人公が、ある朝目覚めたら虫に変身していた。
家族中に疎まれながら 父親の投げつけたリンゴが背中にめり込んだのがもとで死んでしまう、というもの。

一家の担い手が無くなったので 家族全員が働き、 ザムザ(主人公)が死ぬと 何事もなかったかのように 三人で平和に暮らす、 であろう予感。


実際に父親から虐待を受けていたというカフカの 消えてなくなりたかったという願望だったのかもしれない。


これは現在では悲劇と受け取られているが 喜劇なんだそうです。

カフカ自身が友人に読み聞かせた時 何度も笑いすぎて詰まったそうです。


なんて奴なんだろう カフカって。

この舞台での森山未來さんの動きは 鋭角的でした。

なんて奴なんだろう 森山未來って。
他の俳優が全員ヘボに見える。




"変身”を読み直していたので 13日の放送だったのに 今日書いている お間抜けなブログになってしまった

      風呼r  でした         



            ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 市川染五郎 & 劇団☆新感線 | トップ | 朝顔  小さな幸せ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

観劇」カテゴリの最新記事