ピカソ・マニマニア

ピカソの91年を 詩にしました。
カテゴリーのピカソを クリックして下さると 嬉しいです。

アンソニー・ホプキンス 映画 『最終目的地』

2012-10-23 00:17:51 | 映画

 

 

ウルグァイの人里離れた広大な土地に住む 拳銃自殺をした作家の

妻と 作家の愛人とその娘、 作家の兄とその同性のパートナーの

生活が描かれ 作家の伝記を書く許可を貰いに来たイラン系アメリカ人 

の出現を契機に それぞれの最終目的地を目指すという物語です。

 

作家の両親は ナチスに追われて亡命してきた 裕福なユダヤ人で

その母親の残した宝石を手に 作家の妻はこの家を出、 愛人は残る。

アメリカ人は伝記は書かずに 作家の愛人とウルグァイで暮らす事を

選ぶ。

 

アンソニー・ホプキンス演じる作家の兄は 25年前からパートナーの

ピート(真田広之)を 老いた自分から独立させようとするのですが

ピートはそれを望まない。  この二人の情愛がとてもいい。

宝石の代わりに土地所有権を作家の妻から得た作家の兄は 自らを

社長に ピートと事業を起こすのです。 一緒に生活できるように。

 

亡き夫の愛人とその娘と同居する妻、 男性同志の同居婚、 とか

尋常ではない世界が 雰囲気たっぷり 嫌悪感なく描かれています。

 

『眺めのいい部屋』 『モーリス』 『日の名残り』 のジェームズ・アイボリー

監督作。  

 

作家の愛人役に女優陣でひとり化粧っ気のない シャルロット・ゲンズブール。

 

作家の兄がピアノを弾く場面があるのですが 作曲家でもあるアンソニー・

ホプキンス本人の演奏だそうです。

 

 原題 ”The City of Your Final Destination”

まんまなんだけど 何か違った邦題にならなかったのかなあ。

『最終目的地』  じゃあ味気ないよねぇ~ 

 

 

    風呼    でした               

 

 

                    ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする