昨夜の テニス ツアーファイナル 錦織圭選手とジョコビッチ選手の
準決勝は 面白かった。
勝敗とはこういうものかと感じ入りました。
王者魂Ⅱ
第二セットは奪われたが
負けるわけにはいかない
宗教が違う
民族が違う
同国民同士の戦いの
故国 セルビア
砲声とどろく 戦火の中で
命の危険にさらされながら
ラケットを振るった
世界中に知らしめたいのは
そんな 故国の現実
彼は知っている
風は吹いてくる
対戦相手に向きかけた
流れを 必ず
自分に引き寄せる
王者であり続ける為に
風呼 でした
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腰が痛いとか
体調不良を理由に
自分を甘やかしていたのではなかったかと
最終滑走 直前練習中に
他者と激突した 彼は思う
注意力を欠いていたと
王者にして反省する 謙虚さ
満身創痍で 彼は
それでも競技に挑んだ
曲目は ”オペラ座の怪人”
幾度もジャンプの着地に失敗
転んでも 転んでも
起き上がり 滑る ジャンプする
ああ 哀しみを湛えた ファントムの完成
演じきった王者に
光景を目の当たりにした者たちは
ともに 涙して
けれど
観衆の万雷の拍手に応えた
王者は 次の瞬間
ぶつかった相手の怪我と
ダメージを 気遣っていたのです
by 風呼
50程の席に
客が座ると
そのグループ毎に
コップの中に灯された
ろうそくが置かれます
私のテーブルには
側面が九の このコップ
トリオの演奏が始まれば
ドラムにあわせて
炎が揺れたり うねったり
たったひとりなのに
脇から見ると
中心に 三人
それを取り囲んで 九人
合計十二人が
ほら 完璧に揃って踊ります
ドラムに近い席の
私の前の 踊り子たちは
どの灯りより大きく動き
それが健気で 可憐です
お勘定書きの数だけ 置いてあるんだろうけれど。
10月も終わりそうなのに
冷たい雨に濡れ
朝顔が 咲いた
少し おどおどしながら
歪な
遅咲きの一輪
開ききれなくてもいい
讃える者がなくてもいい
ひっそりと
花になれた自分を歓び 愉しんで
年齢(とし)の数だけ
回ったら
それから先に
未来が見える
まわる 回れよ
回転木馬
跨った 馬が
上下に動き
瞳きらきら
小さな未来が輝いて
年齢(とし)の数まで
回らない
ロングスカートの老婦人
馬車のベンチで
後ろ向きになってみます
夕暮れ
灯りがともるころ
回れ まわるよ
このまま
夜が明けてもいい
思い出の数々が
閉じた瞼の
スクリーンに映る
雨戸を開けると
とびっきり大きな朝顔が
一輪咲いていた
一昨昨日(さきおととい)のこと
おとといの朝は
二輪
昨日は
咲いたのだろうか?
不意の用で
雨戸も開けずに
外出したのだけれど
二階のベランダに咲いてはみたが
誰にも愛でらず
萎れたかも知れない
ガラガラガラッ
勢いよく雨戸を開ける
今朝は 三輪咲いている
朝顔の花は
潔く 毎日をリセットするので
昨日 咲いたかもしれない
朝顔に
”ごめんね” と言ってみる
夏の振りして
五月は往った
入梅雨しなくちゃ
六月は
あじさいを 咲かせ始め
夏を急いで
半乾きさせ
あら 失敗と
雨を降らす
五月
ほぼ サマー
六月
梅雨 時々 夏
アジサイの花は
泣きべそで
「雨がない」 と
涙ふり絞り 渇きます
三年あれば
生まれたての赤子だって
いっちょ前の口をきくようになる
三年経てば
赤面ものの失敗も
自分ほど他人は気にしていないと
気付く
そう 三年あれば
大抵のことに
片が付く
身を切られるほどの
別れも
普通に 思い出せる
青い池を背景に
旅の可愛いいお嬢さん
いっぱいいっぱいに
手を伸ばし
携帯で自分撮り シャッ
画面を確かめ
首を傾げて もう一度
あら 連れのもう一人の
お嬢さんも 自分を撮り始めました
シャッ
やっぱり画面を眺めて
撮り直し
何回も何回も
二人は シャッ を繰り返す
そうよね
納得できないわよね
私って こんなに
ブスだったっけ
もう少し
ましな筈だわ
私もいつも悩んでいます
自分で撮った写メって
ほんと映りが悪い
これが現実なのか
至近ほぼ50㎝には
魔が密んでいるのか
君といると
心が弾む
ずっと 友達でいたいと
思うのです
だけど
いつも一緒でなくていい
知らなくてもいいことは
知らないままで
一緒にいる時間が
楽しければ
それでいいのです
写真って
残酷ですね
見ていないもの
見たくないものまで
写します
二階のヴェランダから
私が見ていたのは
沈んでいく夕陽
目の前の電線も
遠くの高圧線の鉄塔も
私の視界にはありません
山の端に懸かる
ほおずき色の陽
遠くに住む人にも
愛でて欲しいだけなのに
観たくないものでも
直視する
心の中に
そんな写真の視点を
持ち続けなければいけないと
いつも思うのですが
写真は 時々
私には見えているものでも
写さないとこともあるのです
枝垂れ
枝垂れて
袖振りならし
千の をとめの
吐息 散らし
煙草畠の真ん中の
たった一本のベニシダレ
幹に触れ
祈る をとめ 後絶たず
いつしか
道が通じ
千の 想い叶えて
神となって
いよよ 栄(は)えます
滝桜
無窮の 宇宙へ
心を誘(いざな)う
根元の祠
二本松市岩代の 合戦場の桜は 三春の滝桜の孫といわれています。。
撮影ポイントは 樹の左下を降りたところ。
菜の花の咲く土手から 見上げます。
花玉座
ぽつぽつと雨が
大きな風が吹くたびに
花房が揺れ
玉座を形つくり
花の天子がおわします?
と 獅子が現れ
咆哮した
声が聞こえるようです
。
誰も来ない場所
それを見たのは
私 ひとり
と 携帯カメラ
合戦場(かっせんば) 平安後期、 八幡太郎義家と
安倍貞任・宗任兄弟が戦った場所。
貞任は捕えられ 斬首、 宗任は降下した。
現 安倍首相の ご先祖です。
今年は 珍しく
雪ばかり降ったので
スノーブーツに雨靴
普段履きの
出番がなかった
今日 久しぶりに
引っ張り出して驚いた
傷んでいる
と いうより
靴が
老いている
毎日のように履いている時は
気付かなかったが
丁寧に 靴墨を塗り
磨き上げたが
老いは
隠しようがない
踵は 少し減ったけど
どこも破れてはいないし
まだ 履けるのよ
私も 老けているんだろうな
久しぶりに会った人から見れば
最近 わたし
不思議ちゃんでねぇ ~
と 古い付き合いの
友だちに言うと
あら 昔からよ
と 即答された
そうか 知らなかったのは
私だけか
お姉ちゃんは 私が東京に出てきた時
色んなところに連れて行ってくれた
とても親切にしてくれた
と 従妹が言う
覚えてないな
ちょっと うざかった記憶はあるけど
変わらぬ長い付き合い
自分で思っていたほど
いやな奴ではなかったみたい
遠い 遠い日の
わたし
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