彼女のフュージョン路線のおそらく最高傑作はこれです。前作で掴んだブラジリアン・フレイバー漂うしなやかなフュージョン・サウンドを思う存分に開陳したといった趣の作品で、ゴージャスなメンツの中、彼女のピアノもヴォーカルも収まるべきところに収まり、隙のない完成度をみせています。フュージョン作品としては前作もかなり上出来でしたが、本作は文句なく前作を超える仕上がりとなりました。ではこれもそれぞれの曲をメモっておきたいと思います。
01 Back In Time
スキャット・ヴォーカルとピアノが交互に現れる洒落た構成。ピアノ部分はギターとのユニゾンというのはなかなか知能犯的サウンド。サウンド的にはピアノ・トリオ+ギター+パーカスというシンプルなもの。
02 A Long Story
どっかの航空会社のCMミュージックにでも使えそうな、スピーディーな快適フュージョン。すーすー流れているようで実は複雑なキメを満載しているあたりが、いかにもNYフュージョン的感覚。これを縦線でしっかりサポートするアースキンのドラムがまたサイコー!。
03 Horizonte
なだらかな起伏をもったミディアム・テンポの作品。白玉が幻想的な情景をかもし出している。夏の夕暮れ時に似合いそうな、暑いけれど冷気がすこし漂い始めたようなサウンド。
04 Just Kidding
これはマントラ風なお遊びといった感じのコーラスををフィーチャーした作品。
05v Life Goes On
スキャット・ヴォーカルをフィーチャーして、アルバム中もっともボサ・ノヴァ色が強い作品。もっとも中間部はフュージョン的展開になったりして、古典的なボサ・ノヴァというのはかなりモダンだけど....ともあれ、これはボサ・ノヴァとフュージョンの幸せな融合。2と並んでこのアルバムでもっとも好きな曲だ。
06 The Nile
03と似た感じのミディアム・テンポの作品で幻想味はこっちの方が濃い。イリアーヌのヴォーカルもイヴァン・リンスっぽい。後半はボブ・バーグのサックスをフィーチャー。
07 Get It
02と同様にフュージョン的なダイナミズムを目一杯繰り広げた作品。ボブ・バーグのサックスでテーマを演奏すると、とたんにウェザー・リポート風に....。
08 Just for You
70年代終盤頃のAORを思わせるバラード作品。ジョーメヘリントンのギターがいかにもそれ風。
09 Karamuru
スティール・ドラムが入っているのが印象的だか、基本的にはボブ・バーグのソロをフィーチャー、07に続くウェザー・リポート風の作品という感じ。曲の自由度というか、インプロのアウト度ではアルバム随一。
10 Let Me Go
ヴォーカル作品。きちんと歌詞を歌っている唯一の作品で、バックはピアノとシンセのみ。エンド・タイトル風に余韻を残す曲。
01 Back In Time
スキャット・ヴォーカルとピアノが交互に現れる洒落た構成。ピアノ部分はギターとのユニゾンというのはなかなか知能犯的サウンド。サウンド的にはピアノ・トリオ+ギター+パーカスというシンプルなもの。
02 A Long Story
どっかの航空会社のCMミュージックにでも使えそうな、スピーディーな快適フュージョン。すーすー流れているようで実は複雑なキメを満載しているあたりが、いかにもNYフュージョン的感覚。これを縦線でしっかりサポートするアースキンのドラムがまたサイコー!。
03 Horizonte
なだらかな起伏をもったミディアム・テンポの作品。白玉が幻想的な情景をかもし出している。夏の夕暮れ時に似合いそうな、暑いけれど冷気がすこし漂い始めたようなサウンド。
04 Just Kidding
これはマントラ風なお遊びといった感じのコーラスををフィーチャーした作品。
05v Life Goes On
スキャット・ヴォーカルをフィーチャーして、アルバム中もっともボサ・ノヴァ色が強い作品。もっとも中間部はフュージョン的展開になったりして、古典的なボサ・ノヴァというのはかなりモダンだけど....ともあれ、これはボサ・ノヴァとフュージョンの幸せな融合。2と並んでこのアルバムでもっとも好きな曲だ。
06 The Nile
03と似た感じのミディアム・テンポの作品で幻想味はこっちの方が濃い。イリアーヌのヴォーカルもイヴァン・リンスっぽい。後半はボブ・バーグのサックスをフィーチャー。
07 Get It
02と同様にフュージョン的なダイナミズムを目一杯繰り広げた作品。ボブ・バーグのサックスでテーマを演奏すると、とたんにウェザー・リポート風に....。
08 Just for You
70年代終盤頃のAORを思わせるバラード作品。ジョーメヘリントンのギターがいかにもそれ風。
09 Karamuru
スティール・ドラムが入っているのが印象的だか、基本的にはボブ・バーグのソロをフィーチャー、07に続くウェザー・リポート風の作品という感じ。曲の自由度というか、インプロのアウト度ではアルバム随一。
10 Let Me Go
ヴォーカル作品。きちんと歌詞を歌っている唯一の作品で、バックはピアノとシンセのみ。エンド・タイトル風に余韻を残す曲。
>彼女のフュージョン路線のおそらく最高傑作はこれです
>隙のない完成度をみせています。
このコメントだけで 聴きたくなりました
発売元から謝礼をいただくべきですね >webernさん(笑)