こちらは比較的最近、2003年に発表された比較的最近のソロ・アルバム。ヤン・アッカーマンという人は、ギラギラのロック・ギター、シックなジャズ/フュージョン路線、アコスティック・ギターでバッハとかダウランドあたりに影響受けたクラシカル指向と、広すぎる守備範囲を持っている人である。本人がその気になれば、前述のどの方向でも「その道を極める」こともできたはずだと思うのだが、フォーカス解散後は特にどこかのバンドに属するなどということもなく、端から見ていると、まさに「気のおもむくまま」、その時々で気の合うメンツを集めて、様々な趣向のアルバムを作っている....という印象が強い。よくわからないが、彼もアラン・ホールズワースと同様「ギターを持った渡り鳥」みたいな性格なのだろう。本作もそんな彼が気のおもむくまま作ったアルバムのようだが、私の聴いた範囲ではという注釈付きだけれど、近年の作品の中ではもっともジャズ/フュージョ路線が強く出た作品となっているように感じた。
http://blogout.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/jan-akkerman-cu.html
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