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蘇慧倫/追得過一切 演唱会 (DVD)

2009年12月27日 00時17分49秒 | 台湾のあれこれ
 しばらく前に購入した蘇慧倫のライブDVD。彼女のライブといえば「登陸地球演唄会」という1997年の「傻瓜」に発売に前後して行われたステージのVCD(2枚組)を持っていたけれど、こちらはジャケ写真からして、もう少し以前のまだ髪の毛の長かった頃のライブだろうと勝手に想像して購入してきたものだ。だが、実際に視聴してみると、なんのことはない「登陸地球演唄会」と全く同じソースなのであった。このディスクはおそらく中国本土で発売されたものであり、「追得過一切 演唱会」というタイトルはその時に彼女の大ヒット曲にあやかって勝手につけられてものだろう。いや、ろくに曲目も確認せず購入したこちらが悪いのだが....。

 気を取り直して、一通り観てみたが、どうも全体になイマイチである。まずはシューティングした時期が「傻瓜」前後というのが、個人的には減点要素だ。この時期の彼女は髪の毛はばっさり切って、そのキャラをいささか素っ頓狂でコミカルな変貌させていた時期であり(別の彼女の髪に執着している訳でもないのだが-笑)、まぁ、これはこれで悪くないのだが、やはりそれ以前の「いい女」していた時期のライブがというのも、一度は観てみたいと常々思っていて、このディスクにはまさにそれを期待していたからである。また、どういう訳か録音があまりよくなく(彼女の歌は悪くない、けっこう職人した歌である)、ステージの2chモニターをそのまま録音したような妙に平板でメリハリがない音は長く聴いていると欲求不満になってくる。またVCDに比べれば当然画質は良くなってはいるが、おそらく同じマスターを使ってあまりいじくってはいないのだろう。DVDの水準からすれば、全般的にボケ気味でキレが映像のも不満を感じる。

 という訳で、いろいろな点でこれは個人的にイマイチなDVDである。彼女のMTVなども観ると、もっと良さそうなライブパフォーマンスもいくつかはシューティングされているようだし、おそらく当時は大スターだったのだから、そのあたりのソースは事欠かないと思う。今の視点で、そうしたソースかベストヒッツ的に復刻されたライブDVDでも出してくれたりしないものだろうか。あっ、そうそうこのステージなぜか司会者が出て来て、歌謡ショーみたいな趣もあるが、この時期の台湾のアイドルポップ的なステージというのはそういうのが常套パターンだったのだろうか。

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