ここ二週間くらいで一番聴いた音楽が坂本龍一のサントラ「リトルブッダ」の最後に収録されている「アクセプタンス~エンド・クレジット」という曲。坂本のサントラを集中的に聴いたのはかれこれ三ヶ月前くらいのことになりますが、その中でももっとも印象に残った曲ではあるし、自分のおかれたシチェーションがただ今忌中ということも大きいですが....。
ともあれ、この曲の前半部分(アクセプタンス)の鎮魂歌のような荘厳な美しさは、おそらくバーバーの「アダージョ」とマーラーの9番の第4楽章あたりがインスピレーションになっているかとは思いますが、何度聴いても心が揺さぶられるような感動があります。また、後半部分(エンドクレジット)ではメインタイトルのリピートの中で徐々に光明が差すような明るさが広がっていくあたりも良いです。坂本は「リトルブッダ」の音楽を称して「悲しいけど、救いがある音楽」といったようですが、この曲にはそれが象徴されていると思います。
このアルバムですが、坂本の映画関係のマテリアルばかり集めたライブ盤で、上記の曲は3曲目に「リトルブッダ」として収録されています。オリジナルではソプラノ付きの楽曲だった訳ですが、こちらは弦楽合奏+ピアノという編成で演奏されています。ライブ収録のせいかちょいと音が悪いのが気になりますが、まぁ、これはこれで趣向ではありましょう。
ちなみに他には「戦メリ」、「ラストエンペラー」、「嵐が丘」といった曲が小組曲という形で収められていますが、バルセロナ・オリンピックのオープニング・テーマである「地中海のテーマ」が入っているのはうれしいところ。他の曲とはちょいとタイプが違いますが、これも坂本の傑作のひとつでしょう。
ともあれ、この曲の前半部分(アクセプタンス)の鎮魂歌のような荘厳な美しさは、おそらくバーバーの「アダージョ」とマーラーの9番の第4楽章あたりがインスピレーションになっているかとは思いますが、何度聴いても心が揺さぶられるような感動があります。また、後半部分(エンドクレジット)ではメインタイトルのリピートの中で徐々に光明が差すような明るさが広がっていくあたりも良いです。坂本は「リトルブッダ」の音楽を称して「悲しいけど、救いがある音楽」といったようですが、この曲にはそれが象徴されていると思います。
このアルバムですが、坂本の映画関係のマテリアルばかり集めたライブ盤で、上記の曲は3曲目に「リトルブッダ」として収録されています。オリジナルではソプラノ付きの楽曲だった訳ですが、こちらは弦楽合奏+ピアノという編成で演奏されています。ライブ収録のせいかちょいと音が悪いのが気になりますが、まぁ、これはこれで趣向ではありましょう。
ちなみに他には「戦メリ」、「ラストエンペラー」、「嵐が丘」といった曲が小組曲という形で収められていますが、バルセロナ・オリンピックのオープニング・テーマである「地中海のテーマ」が入っているのはうれしいところ。他の曲とはちょいとタイプが違いますが、これも坂本の傑作のひとつでしょう。